ずっとやってみたくて。

周りの友達たちが自分のことを綴っているのがうらやましくて、始めてみました。
いつも考えたり悩んだりすることを文章に改める機会も多くはないから、できるだけ頑張ってみようかと。
ただいま筆者は交換留学2週間目でして、イギリスのLeedsという場所から、この文章を書いています。

筆者はだあれ?


私の来歴を少しお話ししておくと、今はICUの3年生です。小学生〜大学受験の直前まで、ずっとミュージカルをしてました。いわゆるミュージカル子役というものですね。部活もやったことなくて、ほとんどお稽古場と学校を行ったり来たりする日々でした。高校生で将来のキャリアを考えた時に、表現する側はできることが制限されているなぁとか、自分が作り手に回ってもっと内容面で発信していきたいとか、ずっと俳優できるほど可愛くはないかぁとかいろいろ思い始めて、出演者じゃなく舞台芸術に関わる方法を模索するようになりました。
日本における芸術の立ち位置とか、社会や市民と舞台芸術の距離感、文化政策、あとは個人的な大好きなミュージカルってどうやったらもっと普及するんだろう?っていうのをずっと考えていて、ICUに入ったら芸術のことをいろんな学問分野から考えられて、かつ英語もできるようになるかしら!と思って入学してみました。メジャーはかっこいい!っていう理由がほとんどで政治学 politicsにしております…
ただ、政治学だけやっているわけにもいかないので、公共劇場と商業ミュージカルの両方でインターンしてみたり、他大学のゼミ行ってみたり、気になるイベントがあったら駆けつけてみたり(留学直前に駆け込んだ豊岡芸術祭本当によかったなぁ…)

日本を飛び立つ前日にICUで撮りました。筆者です。

留学は、自分の興味が詰まってる演劇学 theatre studiesがどうしてもやりたくて、そしてその学問が発展したイギリスやヨーロッパに行きたくて、応募することを決めました。2年生でapplyしてから今に至るまでが早すぎて、現実か嘘かわからない感覚がちょっとありますが。

ここ2週間何したっけ。

1週目

ダラダラ時系列で記録的に書いておきますが、長いので読まなくても大丈夫です。多分この回しかこんなに書かない。このあとに今思いつく目標を書いてみるよ。


ICUからLeedsに行く子たちは、ちゃんとinternational orientationなるものに参加するために9月の中旬に出掛けて行ったのですが、筆者は先にも書いた豊岡演劇祭と、あとはそのほか留学する前にお会いしたかった方がたくさんいて、9/24にLeedsにやってきました。ちょうど2週間前ですね。
私はこれまでずっと実家暮らしだったので、空港で家族や友達と離れる時、本当に号泣しました。動画がちゃんと残っていますが、これまですごーく居心地のいい環境にいたので、寂しくて寂しくて、今もちょっと恋しいです。
トランジットを挟み、20時間ほど移動時間にかかったので(でも時差とかで12時間しかかかってないことになってる笑)、マンチェスター空港に着いた頃にはくたくたでした。眠い、重い、しか口から出てきませんでした。笑

多分イギリス上空。フライトが長かったので、
大陸続きのヨーロッパ諸国からイギリスに着いた時、
いよいよかと思いました。

着いた日はちょっと人と話してそのまま寝ました。何も食べずに。笑
翌日月曜日は、学部のオリエンテーションに参加し、その後買い物とバスの乗り方を教えてもらいました。
火曜日もオリエンテーションだったかしら。
水曜日はこれからインターンさせていただくLeeds Playhouseという素晴らしい劇場に初めてお邪魔しました。緊張していたのになぜか気が抜けて寝坊しちゃって、間に合ったけど結構ギリギリでした。お会いしてみたらすごく優しい皆さんで、安心で泣きそうでした。私はすぐ泣くのです。
木曜日は確か部屋で寝てた気がする。そうだ、この日の夜Chrisitian Unionの集まりで教会に行きました。美味しいお茶とお菓子をご馳走になりながら、Bible studiesをしてみたり、雑談したり。なんか受け入れてもらえてる感じを実感できて、すごく温かい気持ちになりました。
金曜日はキャンパスツアーみたいなの参加して、香港から来た子とずっと喋っていて、夜にk-popのサークルの体験会(Give it a goなんて言うのですよ)に参加しました。言い方があっているかわからないけど、Asiaのカルチャーをいろんな人が楽しんでるのが、個人的にすごく安心して、めちゃくちゃ居やすかったです。nationalityとか国柄で物事を判断したり決めるのはよくない!と思いつつ、やっぱりどこ出身かって聞くし言うし、それによって緊張することもあるから、自分の中に染み付いてる概念なのかなと思ったり。
土曜日はお部屋をかわいくしたい!と意気込んで、友達とIKEAに行きました。その日電車がストライキしてて、そのせいでバスも遅れていたのです。バスに乗るまでに1時間待ちました。バスやbus stationで喧嘩してる人がいてひょぇぇとなったけど、意外とみんな忍耐強く、文句も言わずに待ってるんですねぇ。日本の感覚からすると5分遅れただけでイライラしちゃうから、それはびっくりしました。IKEAは行きに2時間半もかかったけど、帰りはUberして15分で着きました。Shared bathなんだけど、シャワーマットがなくてお風呂上がりめっちゃ寒かったんです。でもIKEAでかわいいピンクのを買うことができて、テンション爆上がり、私のQOLも爆上がりしました。あと、小さいライトを買ってベットの近くに飾っています。私のお部屋がよりcozyになりました。

やっとIKEAに着いて喜ぶ筆者。


日曜日は教会のSunday Serviceという礼拝に参加し、その後お昼をご馳走になりました。中華料理のレストランに連れて行っていただいたんだけど、久々のアジア料理の味で、なんか和食ではないけどすごく安心した。やっぱり醤油とか酢とかなのかな。あとは自分だったら外食は高いから行かないので、その分も相まってすごく美味しくいただきました。翌日の授業に向けて、それまでやっていなかった蓄積もあって、2時くらいまで?予習してました。

1週目はとにかく環境が変わるし、英語だしで、自分の生活を作ることに必死でした。どうにか生き延びよう!みたいな感じ?笑
あと、自分がそんなに英語頑張ってきてないとは思うんだけど、それでも、少なくとも自分に慣れ親しんでいる英語がbritishではなかったということが、痛いほどわかりました。逆に留学生や英語圏から来てる子でもカナダだったりすると、すごく聞き取りやすいです。まあそれでもわかんないこともあるし、困った時はお得意のノリで乗り切ってるんだけど、お部屋に帰って、あれわかんなかったな、とか、なんのために来たんだろう…と落ち込むことも多々。
あと書き忘れたけど、1週目は特に、日本にいる弟のessayを見てました。essayの添削もちゃんと頑張ったつもりだけど、それよりみんなの顔や声が聞けるのがすごいうれしかった…😭

2週目


変わって2週目。今週から授業が始まりました。
私は月曜日と木曜日に授業があります。逆にそれ以外はないのです。なんというICU生活との差でしょう….まあでもそのうちインターンが始まるので、平日は忙しくなるかな。
月曜日が私のpeakと言っても過言ではありません。9:00-17:00まで、休憩はあるけど、なにかしらずっとあります。私の学校は、Lecture(講義)とSeminar(いわゆるゼミ)が1つのmodule(授業のことをこう呼ぶのよ!)のセットになっています。月曜日はそれが2セットです。だから大変なのね。笑
1つは、Performance Perspectivesっていう、正規生の1年生がはじめにとる授業に参加しています。Performanceを勉強するときの入門みたいな感じで、performanceをするということを社会とか政治の文脈から批判的に考えてみたり、そもそもperformanceってどうやって定義できるか?って考えてみたり。
もう1つは、Interpreting Theatre and Performance Historyといって、簡単に言えば、行われた演劇行為の意図(や目的や含まれているメッセージ)を政治的な視点から解釈する授業です。こっちのprofessorがみんな言うのは、performanceは全てpolitical(政治的)であるってこと。これはなかなか日本では聞かないし、政治と演劇の接点って結構普遍的なものなのに、ここに着目して考えられることが少ないので、とても面白く聞いています。これ政治のエリアメジャーに単位編入してくれないかしら…(望み薄いなぁ。交換留学なので、どの授業なら単位変換してくれるかなっていうのは、日々考えるところです。)この授業は現地の2年生が取る授業。
私の大学では、授業がlevel1,2,3って分かれてて、各学年に準じて授業が開講されています。しかし、留学生はそんな制約ないので、正直なんでも取り放題。
この授業は3時間続きなんだけど、lecture, discussion, workshop(取り扱った戯曲を実際に演じるの!)っていう構成で、とても新鮮!イギリスの子たちは演じることに全く抵抗がなくて、いきなり演技始まったりするからこれも結構びっくりした。まあでも意味が100%理解できてない内容をお芝居したり演出しないといけなくて、予習が大切な授業です。

これがイギリス大学生のlunchのrealよ!

火曜日はあんまり覚えてないかなぁ。水曜日はreadingして買い物行きました。そして同じ寮に住んでる子達と夜ご飯を食べました。3時間くらい話して、イギリスの文化とかについてたくさん教えてくれて、仲良くなれて嬉しかったなぁ。木曜日は授業のある日。この日の授業は3年生レベル(つまり英語と内容的にちょっとchallenging)で、しかもいますごく興味のあるart managementがテーマなの。それなのに私時間を勘違いしちゃって、開始時間に全然お家にいました。途中であれあってたっけ?って気になって、確認して大焦り。飛んで学校に行きました。難しいってわかってる上に遅れてめっちゃ緊張したけど、内容はすごく興味があるし、周りの子達もすごく優しそうで、これから頑張ってみよう!という決意が固まりました。それと、夜cookingしました。前日に大量に食材を買い込んだので、冷凍加工したり、煮てみたり、下処理をできるだけがんばりました。ラズベリージャムがとってもおいしくできた❤️


あんまり綺麗じゃないけど、ラズベリージャム、りんごのコンポート、カフェラテも淹れた。ちなみにこれ、深夜2時くらい。なのに意外とみんなキッチンに来るのね、笑

金曜日は自主ゼミのためにreadingして、それ参加して、家で寝てご飯食べたかな。やっぱり1週間は結構エネルギーを使うものですね。英語でもっと話さなきゃ!って焦っている分、自分がやったことに対する実感が持てなくて、何もしてない感に苛まれるもある。だけどベットに横になってみるとすごく疲れてたんだなって言うのが実感できて、自分の休憩を許せるようになります。
土曜日は今Leedsに住んでおられる日本人の方のお家にお邪魔しました。温かいご飯と、ここでもBibleについてお話しする時間があって、安心できるひとときを過ごせました。そこはJapanese Fellowshipなので、さまざまな理由でLeedsやYorkに来た方とお会いすることができて、どうしてここに来たのかを聞くことができたし、みんなの意思や情熱を共有できる場所で、自分のモチベーションも上がった感じがする。やっぱり慣れ親しんだ言葉で思ってること全部言葉にできるって、すごいありがたいことだなって日々感じてます。
日曜日の今日は、寮のFormal Lunchというイベントに参加してきまs…..の前に火災の避難訓練が抜き打ちで行われた…まじでこのFire Alarmが私のMorning Call(目覚まし時計)みたいになっちゃって、最悪な気分でした。実は一回誤作動で深夜1時に2回も鳴っちゃったことがあって、それで実践訓練済んでるのに、こんなにやるんかい!と思いながら。そのほかにも週1回確認のために作動するのよ。毎回びっくりはするけど、ちょっとずつ慣れてきてしまって、本当に火事が起こった時に反応できるのか、少し心配です。笑Formal Lunchは、ガウンを貸していただいて、ワインもいただきながら、イギリス風のランチをいただきました。めっちゃウキウキしてたくさん写真撮りました!!そのあとは明日の予習やreadingやりたくない…という気持ちになってしまって、現実逃避のために、友達はラズベリージャムを、私はバナナブレッドを焼きました。そして今はこのnoteを書いてるの。2人でバイバイする時、「1回集中して、1時間後に進捗報告しよう!」っていう約束だったのに、私は見事に破ってますね….ごめんなさい、でもやりたくないのまだ!先にこっちが書きたくて😭

ご飯の様子!チキンの上のソースがとてもおいしかった。だけれど味付けは全体的に薄め。
私と向かいの子は塩を振りかけまくってました。

今後の目標

最後に今後の目標を書いてみます。

1週間

・予習復習を含めた、勉強時間の確保の習慣化
・来週もこのnoteを書くぞ!
・スケジュール帳買ったから、とりあえず1週間頑張ってみる。

1ヶ月(10月末まで)

・Leedsでの生活に慣れる、授業、インターン、Society(サークルのことです)、寮生活、1人の時間のバランスを取りたいな。
・自分と同じような興味関心を持ってる、できれば英語話者の子と出会いたい。それで自分の課題意識や将来にむけて考えてることを、不足なく英語で伝えたい。
・お部屋をもっと可愛くする(だだっ広いので、もうちょっと可愛くしたいな)
・できる限り自炊する(外食は高いし健康面もコントロールできないからね)
・時間あれば旅行の計画立てる!ヨーロッパの演劇祭や普通に旅行したい!

この留学通して

・演劇の政治的側面からの考察、地域と密接に繋がった演劇(インターンなど)、ミュージカルの作品考察や分析、公共劇場の在り方、アートマネージメント、劇場から飛び出した演劇やパフォーマンスについて勉強する。(授業は取るけど)まずは満遍なく知識と自分の意見を固めて、問題や課題をさらに深める。
・イギリスやヨーロッパの演劇の実践をとにかく観に行く。日本で観てきた習慣や当たり前に挑戦する。
・周りの人が言っている英語を、基本的に聞き取れるようになりたい。これは自分自身の英語力の向上と、British Englishに慣れるということ。
・授業でえげつないwords 数の英語のエッセイを何度か書かされるので、それに丁寧に取り組んで、reportの書き方をマスターしたいなぁ。
・周りに常に何かで溢れかえってる(抱えてるタスクを多くすることで充実感を得ている)みたいな状況を作らず、目の前にあることに最大限全力で取り組む。暇だから何かを突っ込むんじゃなくて、自分自身に集中する。


これからもゆるゆる書いてみようと思います〜どうぞよろしく🙏
この場を自分の思考や振り返りのために使わせていただきました。

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