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産まれて来てくれる前の話

こどもが産まれて来てくれる前に書いていた記事。時系列がおかしくなるけど、少し改変して記事にしてみようと思います。

妊娠検査薬で陽性を確認した後、初めて産科にかかり胎嚢が確認できた日。忘れられない日。たまたまその日が結婚記念日で、主人もとても喜んでくれました。

胎嚢が確認できた後は、つわりが始まりました。
つわりの時期は、船酔いがずーっと続いているような感覚で、ずっと気持ちが悪く眩暈のようなふわふわ感もありました。(つわりの症状は個人差があると思います。)
前にも記事にしたけど、今まで好きだったものが食べられなくなったり、逆に今まで好きではなかったものを欲するようになったり、身体の変化を実感しました。
つわりがあるということは、お腹の子がちゃんと成長してくれていると言うことと自分に言い聞かせながら辛い吐き気を乗り越えました。
このつわりの時期、私は転職したばかりの時期だったので吐き気に耐えながら研修を受けていました。今思えば、あの頃の自分本当に偉かった!笑

安定期に入り、つわりが治り少し楽になるかな〜と思いきや、今度は腰痛に悩まされる日々。
車移動の多い職業柄、妊娠での腰への負荷に加えて運転での負荷もかかり、ぎっくり腰的なものになりました。湿布も抵抗があり、痛み止めもそんなにたくさんは飲みたくないという気持ちから本当に痛いとき以外は飲まず、身体の循環を良くしたりストレッチしたりして凌ぎました。

そして胎動が感じられるようになると、すごく幸せに思う時間が増えました。
私は初産の割には早めに胎動を感じていて、ウニョウニョとお腹の中で何かが動く感覚がとても懐かしいです。あー!動いてる!って感じると、心がふわっと柔らかくなる感覚がありました。
お腹の子がどんどん大きくなるにつれて、胎動も激しくなり、キックゲームをしたり話しかけたりすごく楽しかったです。
夜寝る前に主人と布団の中でお腹に話しかけていた時期がすごく懐かしいなぁ。

妊娠後期は、仕事もそろそろお休みになる頃で引き継ぎや事務手続きに追われました。
実を言うと体調が優れなかったり、出血したりすることがたまにあり、長距離運転や夜遅くまでの講演会などをこなせる自信がなく、規定の日程よりも早めに産休を取らせていただくことになり、バタバタと年末を過ごしました。
臨月は実家で両親にとても甘やかしてもらって日々過ごさせてもらい、大学生に戻ったかのような家族時間を楽しみました。
毎日、「明日陣痛来るかな?」とドキドキ。父は単身赴任なので「土日に生まれてね」と声を掛けてました。(残念ながら平日になりましたが)
いつ産まれてもおかしくなくなった時期には、前駆陣痛と陣痛の違いが分からなくて、お腹が張ると毎回陣痛タイマーオン🔛にして測ってました!それくらい産まれてくるのが待ち遠しかったです。

妊娠中、大きくなっていくお腹、激しくなる胎動に愛おしさを感じて幸せでした。
仕事中もひとりじゃないんだ!と思わせてくれました。
それでもやっぱりどこか、「親になる」という不安を感じていて、ちゃんと育てられるかな、幸せと感じてもらえるかなと色々考えました。
考えても仕方ないとは思いつつ、たくさんたくさん考えました。答えはなかったし、今も母親としての在り方を模索中だけど、私もまだ母親0歳!子どもと一緒に一歩一歩成長していきたいです。

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