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①『輪るピングドラム』を観た余韻をしばらく引きずっている。『さらざんまい』の展開から、10年後のピンドラはこうなるのかもしれないと思っていた方向へ向かっていった。前編後編に分けて6時間ほどをかけることを選択したことに思いを馳せた。 演出について考えることが多い体験だった。テレビシリーズを再構成するというのがピンドラ映画版でなされたことだと思うのだ。もちろん新しいカットも増えているが、既存の物語を再構成していくという手法のこと。 ここからややネタバレ。 キャラクターたちが子
私にとっての日常はいつなんだろうと思う。普段生活している時のわたし、特に職場や演劇の場で何か話をしなくてはならない時などは演技をしながら生きてるのだろうかと思い返す。恋愛や結婚将来について質問された時は大抵嘘をついている、演技をしている。歩いている時は、物や景色を見ている。 新宿、ピカピカ光るライトの中、視線が交差する中、ジントニックを飲みながら、これが本当のわたしだ、とどこかで思えた瞬間があって、すべての演技から開放されるような気持ちになったのを覚えている。場っていいなっ