双極ぽい人が見えるようになった

自分が双極スペクトラムと気づいて日が浅い。自分探しの旅は終着駅がみえてきた。

そんな中で、振り返ると、人から言われた言葉を思い出すと、言うことがコロコロ変わる。メンタルは大丈夫？いつもイライラしている。刺々しい。ラップトップ。堂々としている。勘が良い。優しすぎる。飛んでは落ちる。怖い人。虫も殺さないような顔をしているのにやる事が大胆。熱量が違う。いつも喋っているよね。合理的。自己肯定感が下がらないのね。こんなに腹が立ったのは初めて。あなたと一緒に働けて良かった。あなたは、言うばっかり。あーいやこーいう。言っていることと思っている事が違う等。近しい人は、私の双極の特徴を見事に捉えて言ってくれてたのに、どうして私は今の今まで気づかなかったんだろう。
これが、双極という、自覚のない病気の正体なんだろう。自分の奥深くに潜み、まるで二重人格のように出入りする。そのせいで、安定した人生が送れない。時に解離するかのように、人格が乗っ取られる。
自分でも何故、時として制御不能になるのか、体調や気分の波がこんなに激しいのか理由がわからなかった。こんなに、勉強してきても気づかなかった。自分の中に精神疾患が潜んでたってことに。
もう少し若い頃にどこかの医療機関で診断を受けていたら、私はもう少し人生が平易になったような気がする。いつも思ってた、虚弱な体に大きいエンジン。不眠という持病。疲れやすいのに、走り出すと止まらない。
自分のことが見えると、周囲の双極っぽい人の存在も全て気づく。世界観が変わるように、双極スペクトラムの人がたくさんいることに気づく。

一見明るそうで、人当たりよく、性的な魅力もある。話し上手で冗談も得意。人格が安定せずに、言葉に圧があったり、脅すような時がある。自己主張が通らないと他人に八つ当たりし、激昂しやすい。本人に、確固たる自分というものが存在せず、周囲に流されがちで寂しがり屋。2面性があり、ジキルとハイド。天使と悪魔。奥底に妄想めいた思考があり、時に妄想に支配されて被害的でイジワル。意図的？無意識？攻撃的になって家族や友達が離れていく。気づくと、誰もいない。社交的なのに孤独。孤独なのに知り合いは多く、周囲のために尽くすのに理解されにくい。他責的、万能感、高揚感に溢れ、高圧的。浪費も浮気も暴力、暴言も全て人のせい。上がるだけ上がって落ちてゆく。それが、気分障害の人たちに多い。

反面、魅力的で、人を惹きつけ飽きさせない。キラキラを運んできてくれる。熱烈に好かれる事も多々あり、変人なのに人気者。おせっかい、世話焼き。気づくとリーダー役をしていたり、社会活動にも熱心。アップダウンの多い人生、繰り返す婚歴、恋愛遍歴。引っ越し転居、転職。頭の回転が早く、会話上手。おだて上手。異性も同性もどちらも上手く付き合える。おひとよし。
それが、双極ぽい人。目は大きく、しっかりと相手を見て、上手に相槌を打つ。熱弁して洗脳上手。気づくと、相手の思い通りにことが運んでいく。

本人が無自覚な2面性がある時は、双極傾向にあるだろう。
私は同じタイプの人に惹かれるけれど、そばにいると、相手の気分と支配的な部分に攻撃されて、鬱傾向になって不安定になってきた。今思うとそういう事なのだ。私がつまづいてきたのは、同じ気分障害の人の波に巻き込まれるから。
という事は、相手の攻撃も許すべし。私も攻撃しているはず。

いろんな答えが見えた。そういうことか。脳の問題なら仕方ない。相手も私も。
相手も私もどこか変だと思いながら、答えに辿り着けずにいた。無自覚に潜んでいる病気だから。