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あおのむらさき (詩、朗読)

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過去と云ってしまうには、まだ真新しい言葉たち。 2014→
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2019年5月の記事一覧

星月夜

星月夜

海の上を水平に二本の帯が進んでゆく
ひかりと、やみの、狭間を泳ぐのは
わたしの脳のうちであり
きみの世界の一部だ

僅かな周期のなかで
わたしの生は保たれていて
ふと、踏み外した階段で
からだを斜めにした
降る前に触れた帯の一糸が
入れ替わり、捻れた

生きながら死んだり
死にながら生きたり
そのことにさえ気付かずに
形態としの硬直のみを畏れていた

あいまいなシグナルを
目をつぶり、

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