金色のガッシュベルという漫画を語っていきたい
さて、今回は少し焦点を変えてゲームではなく、漫画について語っていこうと思います。
最近ガッシュ2を読もうかなと思い始め色々漁ってる内に書きたくなったので、この記事では主に感想を書いていこうと思います(ネタバレ注意)
それでは行ってみましょう!
起承転結がしっかりしてる
主に名作と言われる作品には起承転結が細かく書かれているので、この漫画も例に漏れずそこはちゃんとしています。しかも、この手のバトル物にありがちなインフレはあまり無く、読者が置き去りというのが無いのが素晴らしいと思いました。
例として、ドラゴンボールって1レベからいきなり100に100から1万みたいなインフレだけど、ガッシュは1レベ2レベ5レベみたいに徐々に強くなっていきます。しかもちゃんと成長する過程が描かれている。なので最終章で強くなったガッシュを見ると「あんなに弱かったのに……」と感傷に浸りました。
キャラの描写が素晴らしい
先でも話した通り、この作品はキャラの成長が細かく書かれています。キャラの行動になぜ?の疑問が湧かないんですね。その行動で合ってるという描写しかなく、ストレス無く見れるのも特徴です。
個人的に1番感動したのが「フォルゴレ」というキャラの生い立ち、その教訓を「キャンチョメ」に語るシーンです。ギャグ担当としか見ていなかった「フォルゴレ」の喧嘩で暴れていた過去、荒れていた過去。しかしある出来事により、人気者のスターへと変わることを決める。
そして、誰よりも弱い「キャンチョメ」が
物語終盤で誰にも負けない力を手に入れたことにより、力に支配されてしまったとき「フォルゴレ」がボロボロになりながら「こうなってはいけない」と優しく語りかけるシーンは思わず涙が出ちゃいました。「私はいつだってカバさんだった。私の姿は、キャンチョメの目には、カッコ悪く映ってたかい?」
この台詞を考えた作者は天才だと再認識させられました。
何点か疑問というか酷いと思ったシーン
こっからはネガティブな話に変わりますので戻るなら今のうちです。いいですか?では行きます。
何でガッシュが100人の戦いに選ばれたの?
終盤にガッシュの父であり現王に「私ではもうバオウを扱えないからガッシュにバオウを託す。そしてバオウを目覚めさせないために生まれてこなかったことにする」的な事を言ってたのに、結果的に戦いに参加⇒バオウ復活と、何か矛盾してないこれ?バオウを復活させないためにガッシュを民家の住人に預けたんじゃないの?ちょっと意味がわかりませんでした。
1000年前の魔物の石版が何で魔界に送られてないの?
詳しく説明するとある魔物によって、石された魔物が戦いが終わっても1000年以上放置されていたというものです。いや、回収してやれよ。てか術者が魔界に帰っても解けないってヤバすぎでしょ。
これ絶対、石にされた魔物の親は暴動起こしたはず。「うちの子帰ってこないんだけどどうなってんの!」って。これもちょっと説明不足すぎる。
クリアとのバトルってぶっちゃけただの集団いじめだよね?
簡単に説明すると「クリア」は魔界の住人を全て消そうとしているラスボスです。
なんだけど、皆忘れてない?一応「クリア」も100人に選ばれた魔物の【子】なんだよね。うんこいつ子供。ちょっと思想強いけど。
にも関わらず、ガッシュと関わりがあり戦いに敗れた魔物が全員集まりガッシュに力を貸し術を浴びせるって、冷静に考えたらヤバすぎでしょ。「何かあいつ魔界滅ぼそうとしてるから皆ガッシュに力貸そう!あいつだけは倒そう!」みたいな感じで一度敗れて魂だけになってんのに力貸すって、スポーツ大会だったらルール違反でブーイングの嵐だよ?
例えば「クリア」は元々100人には選ばれてなく、ある出来事(今までの魔物達の戦いのエネルギーなんかで)によって生まれた人間でも魔物でも術でもない異例の存在とかだったら分かるよ。「こいつこの戦いに関係ないし、しかも魔界全体の脅威になってるから全員で潰すか」ってなるのも納得する。
結果的にガッシュに敗れるんだけど、その後もやばくて、こいつ人格変えられてんだよねw
これ現在に例えると、人に危害を加えて少年院に入った子供を教育という名の暴力で性格変えられたって事に近いよ。
終わりに
ガッシュは私が中学くらいに見た漫画で、その時は楽しく読ませていただいたんですが、大人になるとこういう変な矛盾というか、別にそう思わなくていいじゃんって事を思っちゃうんですね。
でも、今でも名作だと思っていますし、漫画としての完成度は高いと思います。2も読んでみようかな。
それでは今回はここまで、次回はモンスターハンターについて書こうかと思っています!
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