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問題の本質を見抜く力。カーブの曲がり方。

今日は自分のお話。

なぜそれをするのか。

悩むとよく本を読む。問題を抱えていることに関して解決策を見出したい思いもあるし、本を読んでいると集中するから現実のことを少し忘れられるから。

最近レバレッジ・リーディングという本を読んだ。ざっくりいうと、目的を持って本を読んで、必要なところを吸収して自分のものにして行こう、みたいな解釈を私はした。目的を持って本を読むってことをしてこなかったなと思った。本と現実はつながることもあるけど、繋がっていないところがいいところでもあった。自己啓発の本も当てはまらないことだって多いし、マーケティングの本を読んでも面白いとは思うけど、ビジネスマンじゃない自分にはどこか遠くの物語の様な気がしていたから。

なぜ読書をするのか、なぜその本を選んだのか、その本から何を得たいのか。確かにそれについて考えなくてはただ決められた線路を走っていくだけの、ただ椅子に座って授業を受けているだけの受動的なものになってしまう。能動的に読書をしているはずなのに。

自分は人類の先頭をきって走っているわけじゃない。必ず誰かが歩んだ道を歩いている。先人も必ず同じ悩みにぶつかっては試行錯誤しながら乗り越えてきたはず。それをたった1.2時間で知りえてしまう本のすごさたるや、恩恵に与らない訳にはいかない。吸収できる知識は大いにある。問題解決につながる手立ては大いにある。

目を逸らしたいものは何か。

自分が一番悩んでいることは何か。私だったら育児なんだけど、びっくりするくらい育児本を読んでいないことに気づいた。仕事がうまくいけば、人間関係がうまくいけば、家庭内が綺麗であればなんて目線を逸らして、その系統の本ばかり読んでいた。

育児はなくなるわけじゃないし、のんべんだらりとのらりくらりかわしていけばなんとかなると思っていた。一番悩んでることを一番軽んじている謎。なんとかならないから病んでいるのに。きっといつかなんとかなる、何かしらの何かが起きて、ほらなんとなくさ。なんて、そんなことが起きないから病んでるのに。

問題と言うと大袈裟に考えしまう。でも解決したい思いがあるなら自分自身が何をしたいのか、何が辛いのか、それらから目を逸らしてはいけないんだ。

カーブは遠くを見て曲がる。

遠くの目標がなければ少しの誤差は分からなくなる。まっすぐ進むはずが少し右に傾いても多少の誤差なら気づかない。でももっと遠くを見ていれば、このまま進んだら目的地とは違う方向についてしまうと気づく。

曲がる時も遠くを見る。あそこにいくんだと、大きく曲線を描く。手前の誤差に足を取られている場合じゃない。目標は到達すること。それを意識しなければたどり着けない。手前の気になるあれこれに時間をとられていたら、たどり着けなくなっちゃう。

問題の本質は自分の目標と照らし合わせて。目標に関係ないなら放っておこう。到達したい場所への道のりに立ちはだかっているなら堂々となぎ倒して行こう。大事なのは目標をどこに置くかだ。

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