人としてやれることの限界域

朝起きて今日も同じようなルーティン

不自由もないけどパッともしないような生活

変わり映えのないいつも通りに

幸せも感じてるけど

物足りなさも感じてる

どこかへ行きたいな

君はそうつぶやく

あるものに満足したはずなのに

ないものを夢に見る

人の暮らしは窮屈だよな

本当の自分に戻りたくても戻れないなんて

世知辛い世界だぜ

せめて君の笑顔を見せて

そしたらまた頑張れるから

ここじゃわたしもただのヒト

はぁ、、今が踏ん張りどころかな

八方塞がりの世に雁字搦めになっている

いっそ身体から抜け出して

飛び回りたいぜ、ほんと

（もしかして飛ばしちゃったかな？生霊）

意味不明な言動で無邪氣にはしゃぐわたしの子
わたし腹の内から産まれた君らは
一体どんな生命体よ？
わたしにとっちゃコントロール不能な未知なる存在
もうちょっと大人しくしててくれよなんて　
親として失格だよな
思い通りなんかにはできなくてさ
もっと高く羽ばたいてくれって
願いたいはずなのにさ
あーどの次元から見ても
子育てって大変だよなぁ

わたしにそっくりな
うちの子の将来はどうなる？
どこまで指導してきゃいいのよ
ここまで会いにきてくれたのは嬉しいけどさ
何しにこの世まできたの？
マジで謎なんだけど…
誰も教えちゃくれないんだから
自分で見つけるしかないって？
でも何よりも君らの笑顔が大切なんだよ
不自由なく安心して暮らして欲しいよ
だからその為になんでもしてやりたいと思っちゃうんだよ
ここをもっと良い世界にしたいと、母は心底思うのだよ
長生きしてずっと近くにいたいと思うのだよ
そんな風に思わせてくれるなんて
わたしをここに繋ぎ止めていてくれるなんて
ほんと、君らは生きてるだけで親孝行者だなぁ
悪魔で天使なとこ、そっくりじゃん
どうかわたしとこの世界でずっと笑っていて
答えに辿り着くまで1行で草

だから母は誰が何を言おうと
希望を見るのを諦めないよ
暗い未来なんて
実現したくないからね
死を隣同士で毎日見つめた生き方してるとさ
ほんと健康体でいれることが
一番尊くて有り難いことだと思うよね