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ドラマ「25時、赤坂で」堀江監督の記事を読んで、ドラマ全体から考えた「演じる」こと

ドラマ「25時、赤坂で」が大好きすぎて、各話の感想や考察、俳優や演出への賛辞、架空のファンミの妄想まで色々書き綴ってきました。

最終話も終わったし、そろそろ最終話の感想を書……いやだいやだのいやだもーん!!
私の中のやだもんちゃんが暴れてますっ!
終わっちゃって、寂しいよぉやっぱり!終わったことが頭では分かってても、気持ち的に認められないっ!最終話、あと100回くらい見てからでいい?笑

そんでそんで、今日は勝手にテレ東ファン支部さんの堀江監督の記事を読んで、このドラマから自分が考えたことを書きたいと思います!一個人の感想です。

この記事のタイトルは「このドラマで描きたかったこと」
おぉ〜メイン監督のありがたいお言葉、私が作品に対して一番興味深く感じるジャンルの記事で、こういうの出していただけるの助かる!このドラマは本当に周辺情報が手厚い!!
で、読んでみたんですが、
「自分の中にある他者性」
他者性、、うーん、分かるような、よく分からないような…(第6話冒頭の白崎くんの「心臓」みたいに言う)

しばらく考えてて、思い出したことが。
私、生粋の理系女子なので、国語はセンター試験レベルまでしか勉強してないんですけど、高3の時に塾の現代文の授業で習ったことで、
「英語のperson(パーソン、人)の語源はpersona(ペルソナ)で、それは「仮面」っていう意味があって、人はそれぞれの場面で異なった仮面を被って使い分けて生きてる」
みたいな素材文があった。だいぶ前のことだから、うろ覚えで違ってるかもだけど、当時その先生のファンだったからよく覚えてる。

この「25時、赤坂で」という作品は、一般ピーポーの私の実生活と全く無縁の、キラキラした芸能界の物語かと思いきや、なぜか自分の世界ともどこかで地続きのような共感できるリアルさもあって、それが不思議だった。

それってさ、実は私達も常にいろんな役を演じて生きてるからじゃないのかなって思った。

具体的には、子ども達の前では基本的に包容力のある優しい母親を演じてるけど、危ないことやマナー違反などがあったら、将来のためにしっかり叱らないといけない場面もあって、その時は一呼吸落ち着かせて、わざとコワイ母親を演じる。
友人に対して、自分の親に対して、義理の親に対して、仕事で接する人に対して、それぞれの場面で相手に合わせて違う自分を演じてるから、どれが本当の自分か、と言われると実際よく分からない。
俳優の仕事をしている人じゃなくても、誰でもそういう感覚ってあるんじゃないかな?って思った。

今回、どの媒体だったか忘れちゃったんだけど、駒木根さんが役作りについて聞かれた時に、「演じる時に絶対に嘘がないように、気持ちの土台を作って準備して、そこに乗せていくように心がけてる」(うろ覚えの意訳、違ってたらすみません)みたいに答えられてるのを見て、す、す、すごいなこの人って思った。
駒木根さんは、世界一美しい容姿についてはもはや誰が見ても明らかすぎて、語るまでもなく素晴らしいけど、内面的にもそんな風にお仕事に取り組まれているんだって知って感激してた。

私はこの作品で駒木根さんを知った新参なので、まだ他の作品は「天狗の台所」と「商店街のピアニスト」(途中)と今期のDV彼氏くらいしか見てないから、知ったようなことは言えんが、羽山麻水限界オタク酔っ払い白崎くんの言葉を借りると「心の動きを繊細に表現し、それでいて華がある」っていう言葉がぴったり(結構みんな、これは葵汰くんのお芝居のことだってポストで言ってたよね!)だと思いました。
天狗の台所シーズン2も超楽しみだ〜!

私は職種としては全然違うけど、駒木根さんを知って、自分の仕事にもこのような心がけが大事なんだなと思った。やっぱり心からの言葉じゃないと相手には伝わらないし、嘘がないようにしないと。気持ち的にも誠実にしっかり土台を作ってのぞむことで、本当の意味で患者さんの痛みに寄り添えるのかな、と思ったりしました。(ほぼ職業バレ、、まぁいいや)

堀江監督の、「他人の考えていることも自分の考えていることもよくわからないけれど、分かりたいと思うことが、人が人を好きになることなのかもしれない」ってめちゃくちゃ深いなぁ。普遍的で。これを抱えて一生悩んだり楽しんだりしながら私達は生きていくんだなぁと。

「1秒先はどうなるのかわからない、私たちが生きるこの世界のどこかに存在する『人生』」を、全瞬間美しくて心が揺れる映像で見せていただいて、ありがとうございました!
ドラマ2期もぜひ同じチームで作っていただきたいです〜泣

ここまで長々と読んでいただいた方、ありがとうございます!一緒に応援しましょうっ!

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