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みんな大好き鉄道公園@青梅鉄道公園(東京都青梅市)

 東京多摩地方は、梅雨の走りのような、雨がちに、肌寒い陽気となっております。

 黄金週間(NHK風)真っただ中のとある日、青梅鉄道公園を訪ねました。すでに報道されているとおり、夏までに展示替えのため一時休園となるので、その前に一度訪れてみようというわけです。

 青梅は、多摩川に削られた(坂、というより微妙に“崖”寄りの)傾斜地にある街で、鉄道公園も駅の背後の高い場所にあります。駅から、スポーツ施設のテニスコートの脇の公園を近道して通り抜け、到着します。すでに軽く息切れ(笑)

写真1・近道した公園の坂道。いくつかの品種の桜の標本木が植わっているのだとか。新緑の美しいお出かけ日和。坂の上が鉄道公園。
写真2・3・青梅鉄道公園。

 10時の開園を待って入場します。私の前にはすでに十数組くらいの方々が並んでいたかな。では、さっそく展示物の一部をご紹介!

写真4・「8620」型蒸気機関車。1914年製造だそうだから、御年99歳!
写真5・6・「D51」型蒸気機関車と機関室。いわゆる「デゴイチ」。機関室の仕組みはこんなにも複雑で、蒸気機関車の機関士は、とんでもない技術職だったことが偲ばれる。
写真7・やっぱりいるよね、トーマス。
写真8・9・古い電気機関車と旧型国電。まだ小さかった頃、横浜線で、こんな感じの電車に乗っていた記憶がある。
写真10・一段低い広場におりると、東海道新幹線開業当時の「0系」先頭車が展示されている。中にも入れる。

 他にも多くの機関車などが展示され、多数の親子連れが群がっています。だいたい、お父さんよりもお母さんの方がノリノリ(笑)なのが、微笑ましい(我が子を入口に、母親自身も鉄道好きになるケースも多いようですよ)。展示車両はどれもよく手入れされていて、気持ちがいいものです。

 園内には、小さな資料館もあり、懐かしい車両の模型やジオラマ、来館した有名人のサイン(笑)などが展示されていました。

写真11・旧型車両の模型。神奈川住みだった私が電車通学していた思春期の頃、東海道線の急行「東海」に、こんな感じの電車が使われていた。正面のライトが大きいので、「出目金」と呼んでいた。色も金魚っぽい(オレンジとグリーンの配色を俗に“湘南色”という)。
写真13・かつて全国を走っていたブルートレイン(夜行寝台列車)のテールマーク(列車の最後尾に掲げられた愛称のプレート)。この中のいくつかには、乗ったことがあるので懐かしい。

 私にとっては“懐かしい”ものでも、子どもたちには“新鮮”に映っているのがよくわかりますね。いずれにせよ魅力を感じてくれているのは嬉しいこと。ひとりの鉄道好きとして、子どもたちが大きくなっても魅力を保ち続ける鉄道であってほしいものです。鉄道公園の改装がなったら、また訪れたいと思います。

(おわり)

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