見出し画像

【すっぱ抜き】「議員言動適正化法」案の概要【4月1日】

【すっぱ抜き】「議員言動適正化法」案の概要【4月1日】
「サイコロジー・メンタルヘルス&日々のあれこれ」

 4月早々、スクープです。

 議員立法にて制定を目指しているという、「国会での審議における議員の言動を適正化する法律」「議員言動適正化法」と略す)案の概要が、伝わってきましたよ。やれ「暴露」だ、やれ「捏造」だ、何なら「サル」だと、議員の言動に注目が集まる昨今、時機にかなった動きなのかもしれません。

***

 法案では、国会での審議において、事実に即さない極端な(俗にいう“盛った”)言辞を用いることを禁じます。スカな内容にも関わらず「異次元の」少子化対策、などと称することは、物理的に4次元の時空を超えて私たちが活動できない以上、事実に即さず規制の対象となります。審査会での毎週の審議を「サル」と称することも、集っている議員が人間である以上、事実に即さず規制の対象となります。

 国会審議における「やじ」も、規制の対象となります。ただし「独り言」は認められる見通しです。「やじ」と「独り言」の区別は、発現者自身を主語としているか否か、によって区別されます。「だからお前はだめなんだ」は「やじ」として規制され、「あなたのそういう所がだめだと私は思うよ」は「独り言」でOKとなります。

 国会での記名投票における「牛歩」対策として、投票のために登壇する歩速を、時速2キロ以上とすることも盛り込まれる見通しです。ただし、足元のおぼつかない高齢議員対策をどうするか、大詰めの調整が行われているようです。

 国会審議中の議員の「居眠り」の規制は、今回は見送られる模様です。当該議員の覚醒度を判断する測度や基準を定めることが困難だ、という理由からです。

***

 人の振り見て我が振り直せ、とはよく言ったものです。私もこれまで以上に言動を気を付けようと思います。今日だけは、勘弁してくださいね。

(おわり)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?