今、フルトヴェングラーの気持ちが分かるのはゲルギエフなのかもしれない
NHKの映像の世紀バタフライエフェクトで
『戦争の中の芸術家』という回が放送され、
フルトヴェングラーが取り上げられていた。
ナチス政権下でベルリンフィルを振り続けた彼。
ベルリンフィルだけはユダヤ人排斥の手が及ばない唯一の聖域となっていたそう。
でも政治的な発言は封じられ、ナチスの高官たちの前での演奏会とか、全くもって政権に利用されていたみたい。
トスカニーニは、怒って喧嘩になったそう。
彼はムッソリーニ政権下では、振らないことにしていたから。
トスカニーニの演奏って好きだなー。
番組でも触れられていたけど、観ながらずっと気になっていたのはゲルギエフ。
プーチンと仲良しだから、世界中からボイコット。どこかの首席指揮者も解任されてたし。
ゲルギエフは、ウクライナについて相変わらず何も発言していない。
プーチンのお仲間と世界中から見られて、
フルトヴェングラーとは少し違うかもだけど、
もしかしたら今のゲルギエフは、フルトヴェングラーのことを1番理解しているのは自分だと思ってるのかもしれない。
彼の気持ちが明らかになることは無い気がする。
前の日に行った居酒屋?プロントとかの爪楊枝で、指揮をするゲルギエフ、もう一度観たいけど。
芸術を演じることは実は政治ととても関連しているということ、普段は意識してないけど、そうなんだってこと。そして演奏を聴く権利を政治信条で奪ってはならないということ。
そんなことを考えました。
ではまた!
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