新聞紙にアイロン
今は昔、私が最初の会社にいたころ、秘書課の秘書さんたちは毎朝新聞紙にアイロンをかけていたのです。
私が所属していた広報部では、全国紙と業界紙など全て毎朝届くのは秘書課と同じだったが、アイロンがけは流石にしていなかったです。
さてなぜアイロンをかけるのか。
それは新聞紙のインクが当時手につきやすかったから…
新聞を読む役員の手が汚れないように、インクを定着させるためだそうです。
確かに新聞紙を、庶務担当が棚にしまうとき、手が汚れるからと軍手をしていた記憶があります。
毎朝我が家に届く新聞を触っても、以前のように手が汚れることはないような…
だからおそらく流石に今は、新聞紙にアイロンがけはしていないのではないか、と思うのですが。
むしろ雨の朝、新聞紙は必ずビニール袋にパッキングされて家に届きます。夕刊も、です。あれは、一紙ずつ販売店がパッキングしていると聞きます。濡れないようにという配慮です。
それを見ていつも、申し訳ないなという気持ちになります。
そして販売店経由で新聞を買う人も激減しています。ネットでニュースを無料で読めるから。またはネット契約で新聞も読めますし。
セット販売もありますが、あの新聞紙を毎月束ねる手間もなくなります。
我が家も子どもの独立を機に、紙購読を止めようかと検討中です。
面白い記事もあるので新聞は読みたいのですけれど。
などとつらつら考える雨の朝でした。
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