屋根裏から過去が来た
実家の屋根裏部屋をゴソゴソ。
カセットテープが出てきたのです。
再生して聴いてみたら
40年前くらいに飼っていたセキセイインコが
ひたすら喋りまくっているもの。
とても頭が良いのか?
その頃住んでいた住所、家族のフルネーム、
自分の名前、一緒に飼われているインコの名前などを、混ぜてしまいながら延々と。
お父さんは◯◯◯子です、◯◯かわいいねーピチピチュ、あー◯◯県◯◯市◯◯さんお母さんは◯◯ギチュギチュ
な感じにずっと。
そのインコのこと、とても可愛がっていたし
結構長生きで、一緒に引越ししてそこでの姿も覚えてはいたけれど、
何十年前かに、命をまっとうしたインコの存在がカセットテープを通して立ち上がってきたこと、嬉しさなのかなんなのか不思議な感覚に襲われました。
小さなカセットテープが、ずーっと保持していたまろやかな音とインコの声。
過去は思わぬところに転がっていました。
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