見出し画像

節分の夜

夜道を歩いて帰宅の途についていた時、道沿いの家から何やら叫び声が。

パッと電気がついて玄関の扉が開き、照らされた道路も明るくなったと思ったら、人が飛び出してきた。

え?なに?
と、遠目にじっと見ると謎が解けた。

豆まきをしているのだ。
それもどうやら小さな袋に入った豆を。

飛び出してきた人は、それを拾っているらしい。

その家の前を通るとまさに、タイミング的にもわたしが鬼になってしまうので、回避。

途端に、頭のなかに
平賀源内のペンネームは
福内鬼外(ふくちきがい)という言葉が浮かんだ。
福は内、鬼は外。

福がどの家にも舞い込みますように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?