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高専という選択

 私の二人の娘は高専に入学しました。
 当初二人とも県内の高校への進学を考えていました。学力は二人ともまぁまぁ。私たち住んでいる一宮市からは、江南、興道が候補でした。そして二人とも文系科目が苦手、社会や英語が足を引っ張っていました。娘たちも苦労して時間かけて勉強しているようでしたが、なかなか点数が取れずにいました。考えてみれば私も同じように理数系が得意で英語が苦手でした。そのためアドバイスもできず、どうしたものかと考えて居ました。
 お姉ちゃんが中学2年の時、塾の面談で進学先の話になり、高専という理系に特化した学校があると聞きました。なんでも近くの岐阜高専では入試科目に社会が無いとのこと。英語があるものの苦手な社会がないなら幾分か戦えるのではないかと考えました。早速8月のオープンキャンパスに参加しました。
 オープンキャンパスでは各学科の説明受けたり、実験の展示をみて回りました。高専は5年制の学校で、その5年間で大学の内容を学ぶとのこと。これは大変そうだなぁなんて思っていました。学科は”機械工学科”、”電気情報工学科”、”電子制御工学科”、”都市環境工学科”、”建築学科”の5つ。正直電気情報と電子制御の違いはよく分かりませんでした。その中でお姉ちゃんは機械工学科に興味を持ったようです。機械工学科は高専の中でも女子は少なく、当時10%にも満たなかったです。男の子ばかりの中で大丈夫?と聞きましたが本人はまったく気にしていないようでした。
 私はというと高専から大学に編入するという進路を選んだ場合、高校から大学に進学するのに比べ学費が安いということ、高専では塾に通う必要もないというのにとても魅力を感じた半面、留年して卒業できない子がいると聞いて不安も感じていました。
 
 


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