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なにかバカでかい透明なものが水中に沈んでるんじゃないか

シヴィライゼーションVI(以下civ6)。

これ3年やって「皇帝」という真ん中の少し上程度の難易度で、初めて勝利したんですよ。下手くそすぎる。その記念ということでciv6の魅力を書きます。

civ6 は面白いですね。ただやっぱこれはかなりハードコアなゲームだよね。囲碁みたいに。

※ざっくりこんなゲーム
選んだ国家の指導者になって、発明や社会制度と都市を発達させて紀元前4000年から21世紀まで一気に駆け上る。勝利条件はいくつかあって、覇権を握るもよし、宗教の統一をするもよし、文化で圧倒するもよし、火星到達するもよしです。

面白くはないけど面白いのよ

特に、1ゲームの時間は10時間超えるのに、終盤はあまり逆転が期待できないので負けてると最後までモチベーションを保てちにくい(勝ってても消化試合感ある)という弱点はあるし、パラメータもハチャメチャに多くて各値がどのように影響しあってるのかもわかりにくい。

万人におすすめするようなカジュアルなゲームじゃないです。派手なエフェクトがあるわけじゃないしめんどくせぇって思う部分も結構ある。人類史というロマンのあるテーマではあるけどね。

減点方式で言えばまあ、、、ね。

屈折率

じゃあ加点方式だとすごい高得点なのかというとそれも違う。

もののはずみで「なにか気になる、なにかある」と錯覚した人が、何度目かの文明滅亡の果てに、それが錯覚ではないという錯覚を覚えるんですよ。


なにかバカでかい透明なものが水中に沈んでるんじゃないか、


透明なグラスが水中にあっても見えるときがあるように ”文明の行方” とか "世界の運行" と呼べるものが見えるときがあるんです。

面白いゲームの理由を挙げろと言われたとき、決して語られないものです。

それが屈折率の関係で見えるときがあって、見えたときに自身の中でなにかレベルアップしている。そういう良さ。

以降は、プレイした人に向けて、ちょっとマニアックな話です。

難易度「皇帝」クリアで見えたもの

兵装関連の建築、武器の発明、人々を闘争に駆り立てる社会制度に文明の力をさいていれば、その分、科学や宗教や文化は停滞する。これは明らかなので、長い目でみれば自分から他国に戦争をふっかけるのは悪手です。

なので難易度「国王」までは基本に忠実にやればOK。

走り去られる前に襟首掴んで地面に倒せ

だが「皇帝」はそうはいかない。他国の発展が速いので、まじめにかけっこすると、こちらの文明が中世を迎える頃、もう他国は発電所作ってたりするくらい差をつけられる。そうなるともうひっくり返せない。

手が届くうちに、手を伸ばして相手の襟首掴んで地面に倒す。可能ならスニーカーを奪う。そんで奪ったスニーカーを履いて走る!

襟首を掴む(戦争をふっかける)タイミングを覚えなさいってことだ

・1つ目は「弓矢」で攻め込め、敵が「城壁」を発明したら和平を結べ
・2つ目は「爆撃機を空母に乗せて」攻め込め、和平はもう結ぶな
・3つ目は、たぶん1と2の間にまだある。

銃・病原菌・鉄

このゲームは最初の開拓者は、紀元前4000年どっかの惑星の表面のどっかに投げ出される。これはランダムなのに結構重要で、よく知られてるのは、資源豊富で川のそばが良いということです。

で、もう一個気づきがありました。『銃・病原菌・鉄』で語られるように、東西に長い大陸の文明の方が、南北に長い大陸よりも発展が速いってことです。これはゲームでもそうなる。

なんでかって?
それは本を読むかゲームをしよう!




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