保険適用胸オペ@梨大 記録4日目(術後2日目)

咳であまり眠れなかったが看護師さんの来訪で目覚める。嘘です体温測ってと言われて受け取った体温計を握りしめたまま寝かけ、看護師さんに腋窩へと突っ込まれましたすみません。起きられませんでした。

痛みは全然ない。脇の下のドレーン入っている部分が突っ張るような感覚でわずらわしい。

それよりも辛いのは咳と鼻水だった。完全に風邪を引いた。熱はないが。

胃はグーグー鳴っているが普段通りの量を食べられるかと言われると無理な気がする。

毎日フルーツを食べられて嬉しい

朝から米はきついなーそろそろパン出てこないかなーと昨夜から思っていたところに現れた食パン。スタンディングオベーション。
ブルーベリージャム美味しかった。あとまたインゲン食わされた。

9時前に先生が回診にくる。問題なさそうとのこと。押されると痛いが平常時は全く問題なし。それより鼻水の方が(略)
随分とゆるくバンドを締められた気がするので「緩くなりました?」と訊くと少し考えた後に「もうちょっと締めましょうか」と言われたが、それでも今までに比べると緩めで呼吸がしやすくなった(なお、鼻は詰まっている)。

血腫のリスクももうほとんどないからということらしい。ヤマは完全に越えたね。

その後看護師さんが温めたタオルを持ってやって来て体を拭いてくれた。スッキリ。
朝ご飯食べられましたか?と訊かれ、「はい!朝からお米はきついのでパンで嬉しかったです!」と言うと朝はパンの方が良いですか?と尋ねられる。その時の私はえっ!?!?という顔をしていたと思う。どうやら食事は調整出来るようなのである!そんなVIP待遇してもらっちゃって良いんですか!毎食フルーツが食べたいです

ということで朝パン派の人は事前に交渉しておくと良いかもしれない。ちなみに土日は麺が多いとかいう話も聞いた。

点滴も今夜の止血剤で終わりらしい。これで腕を傾けるとコリコリ動く謎の不快感ともおさらば。やったね!

そして止まらない鼻水。箱ティッシュがなくなったので買いに行きたいが、このままの髪だと行きたくないなぁとぼやいているとシャンプーしてくれた。神。さっぱり。ドライヤーまでしてくれてVIPになった気分だ、しかし看護師さんってシャンプーもするんだなぁ。病院によって違うという話を聞いたけど、何でも屋だ。

色々雑談をした。手術日程は火金で決まっているので、入院も月木固定だとか。
FTMたちはデイルームで集まって雑談をしていることが多いらしい。向かいの人には声をかけて断られたので今回は望み薄だが(もしこれ見られてたらと思うと恥ずいが、終わった後レポなんて見ないだろう)。

ともあれ勇気を出して声をかけてみて後悔はしていない。どうせ断られてもその場限りの付き合いだし、なんて姿勢。フットワーク軽い方。猪突猛進の下手なナンパとも言う。

昼食前という最悪なタイミングで止血剤を入れられてしまった。今夜で終わり!今夜で終わり!(素振り)

キーマカレーとコンソメスープ。福神漬けまで

止血剤の所為もあるが単純に動いていなくて食欲が湧かないのと、鼻が詰まっていて匂いを感じない。あんまり食べられなかった。

しかし今度は鼻水が出過ぎて元気なくなってきた。ずっと微熱だし。
とにかく水分をとって回復を願う。本当にコロナ陰性なのかこれ。

ゴロゴロベッドの上でYouTubeを観ていたら夕飯の時間になっていた。人間としてダメだろ。

右下、でかい皿を開けてこのサイズ感

お分かりだろうか、一日目夜とほぼ同じメニューである。魚の横に添えられたエンドウ君また会ったね。

先ほど夜の分(ラスト)の点滴を入れられているので余計に食欲がない。せめて食事後にしてほしかった。吐き気増幅してくるので……。

鼻が完全に詰まっていて、魚→少ししょっぱい、里芋→かなりしょっぱいくらいのことしかわからない。白飯とか無味。世界を測る物差しを一つ失った気分。
オレンジは冷たくてうまい。甘い……のか、これ……?レモンは暖かくて美味しい(くり抜いて食べた)。一番味がする。酸っぱさに顔がキュッとなるとかそういうことも一切ない。味覚がシンプルに終わってる人。

痛みは普通に生活している分にはない。忘れた頃にドレーンが存在を主張してくる程度だが、一応痛み止めは飲んでおく。ロキソニンだし、解熱剤の意味も込めて。

20時前に看護師さんがやってきて食べ残しを回収、点滴を抜いてくれた。痛みを覚悟したが全然痛くなかった(テープを剥がすのは痛かった)。痒みに悩まされていたところを見ると管が固定されていた跡がくっきり残っていて見ているだけで痒そうだな……となった。こんなに長く点滴をされたのは人生で初めてだった。そもそも経験がほとんどないけど。入院もか。

あと「コリっとなる」問題はたぶん留置針が前腕の骨に干渉していたとかそんな感じだったのだと思う。擦られるような感じ。別に痛くはなかったのだが、なくなって爽快である。あと、点滴を抜いてくれた人と、針見るの怖いですねって言ったら上から包帯を巻いてくれた人は同一の方だった(顔覚えが悪い奴)。名札が見えないとどうしても覚えられなくて……流石に数日見ていれば印象深い人は覚えられるけれども。
シャンプーしてくれたのも同じ人!!ありがとうございます色々と!!!本当に親切……好き……(ちょろい)

追記

よくわかんなくて聞き流していたが後から考えたら地味に重要な情報だと思うので。

今日の時点で残りの内服薬――今回は痛み止めだけだが――をまとめて渡される。そして朝昼夕と三つに仕切られた箱に、朝の時点でセットする。看護師さんの確認を受けてから飲んでいく方式。飲み間違いとか飲み過ぎ、溜め込み防止なんだろうな。

というわけで薬のカラは捨てちゃダメです。怒られます(次から取っておいてくださいね〜と優しく言われた)。

追記の追記
デイルームに献立票が貼ってあった。事前に知りたい気持ちと来るまで楽しみにしておきたい気持ちと……

でも得体の知れないモノが知れるものになっただけで多少食べやすくなる。献立票を見て「マセドアンサラダ」というコトバを初めて知った。しかもこの一週間で2回も出てた。
やたらインゲンとエンドウ推しなのも見て確信出来た。まあ手軽な緑だしな。

あと、従来、朝食は二種類から選べ、他は追加料金で豪華な特別食に出来るようだったが、コロナの影響で今は中止している模様?後者は中止と明記してあったが前者への言及は見当たらなかったので未確定だが。
明日の朝は通常通り米かもしれない。うーん、そんな。

もう入院記録というよりただの生活垂れ流し記録になっている気がする。点滴とれたしここからドレーン抜けるまで変化ないだろ、というこで移行の数日分はまとめて出すかもしれない。

そう言ってまただらだら書いちゃうんだろうな。はい。

取り敢えずしっかり寝て風邪を治すことを目標にします。折角バンドも緩んだことだし明日はもっとご飯食べたい。

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