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machi
2017年5月17日 19:56
二十歳の頃に聞いていたロックバンドの曲を数年ぶりに再生する。走り出す前奏、退廃的な金属音がヘッドホンから鳴り響き、痛みを伴う類の懐かしさが急速に身体を満たしていく。 どこにいても、誰と居ても、何をしていても苦しかった。どうして自分がそうなのかまったく理解できなかった。傷ついては凶器のように他人を攻撃した。誰かを愛することなんて私には不可能なのかもしれないと思っていた。 あの頃と同じよう