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Passage2024

週末に次女のクライミング練習へ車で行く途中、ちょうどポピー畑が花盛りな河川敷に差しかかり急遽ポピーを見に寄り道をしました。

私「ずっと行きたかったけど、ここだったんだね!行ってみるか」次女「うん!行きたい」

よく見ていた映像よりもはるかに広大な花畑に感動。
「なんかずっといられるね」と言いながらそれぞれのスマホで花の写真を沢山撮りながら歩きました。来て良かったね。
こういう場所は長女と散歩する時のほうが多かったので、次女とここで過ごせた時間は忘れられないだろうな。

その日、思うように成果が出せなかった練習の帰りの車の中で、次女はクライミングは競技に出るのは辞めようと思っていると、目をゴシゴシこすりながら話し始めました。
高校生になってからも好きで続けていたクライミング。通学や勉強にも時間を取られる中で練習をするのが大変になったのと、周りの競技者との差を埋められない体力やモチベーションの限界も感じてきたようでした。
実は私も次女を応援しながらも、これ以上望むのは本人の負担になってきたかなと感じていました。高3で進路を考える時期になり、その時が来てしまいました。
しばらく車の中で黙ってしまいましたが、私は
「まぁ、いつかはそんな時が来ると思っていたよ。クライミングをやっていなかったら富山にも鳥取にも一生行けなかったかもしれないし、親としてもいい経験をしたよ。小5からよく続いたじゃない。好きだから続いたんだよね。」と私自身にも言い聞かせるように話し、
「うん。うん。大学に行っても趣味としては続けたい」と次女。
やっと話せてホッとした様子でもありました。
あちらこちらのジムに行き、車の中で色々な話をした次女との時間も楽しかったな。

長女と次女は全く違う人生で、2人ともいつかは手が離れる時が来るけれど。
もう少しだけ一緒に歩いて行こう。





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