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紅白歌合戦

noteを開いていただき、ありがとうございます。
凜音です。

“大晦日の風物詩“とも言えるNHK紅白歌合戦ですが、今年もやってきますね。
あなたは毎年観ていますか?

私は毎年観ていますが、ふと紅白歌合戦のやり方について疑問を抱きました。

今回は、私が紅白歌合戦(以下:紅白)に対してふと思ったことを書きます。

性別で紅組・白組に分けることの意義

昨年までは、出場者の性別で紅組・白組と分けることに特に何も感じていませんでした。「このグループは男性だから白組に分けられるよね」「この人は女性だから紅組に分けられるよね」くらいに思っていました。

しかし以下の記事を読み、このような分け方をすることに疑問を抱きました。

この記事に登場する中村中(なかむら あたる)さんは、身体は男性・性自認は女性のいわゆるトランスジェンダーです。紅白には2007年に紅組で出場しました。

そのときに用意された衣装は、真っ赤の中に一部白が入ったデザインでした。この衣装が意味することは、“赤と白が混じっていること“、つまり男性と女性が混じっていることです。

当時はまだ、性的少数者に対しての理解が現在よりも浅く、有名人が公表しても賛否が分かれるような時代でした。衣装を用意した人は中村さんに、性的少数者に対して勇気を与えてほしいと考え、このような衣装を用意したとも考えられます。

しかし公表するかどうか、少数者に勇気を与えるような行動をするかどうかは、本人の気持ちや意志が第一優先だと思います。当事者でない人がこのような行動を取るよう勧めるのは、デリカシーがなさすぎると思います。

紅白は歌を披露する場なので、そこにわざわざ性別を持ち込む必要はないと思います。そのため、出場者が性的少数者であることを紅白の場で表す必要ないものの個人の自由であり、生物学的な性別によって紅組・白組と分ける必要はないと考えています。

特に最近では、勇気を出してトランスジェンダーであることを公表する人も増えています。そのような人が紅白へ出演することが決まっても、生物学的な性別によって紅組・白組に分けられてしまうことに疑問を抱くのに加え、配慮に欠けていると感じます。

また、いきものがかりやAAAといった男女混合のグループも紅白に出場したことがあります。そのようなグループも、生物学的な性別によって紅組・白組に分けるのには違和感を覚えます。

勝敗をつける必要性

私は例年、好きなアーティストや気になるアーティストのみを観て楽しんでいます。知らないアーティストも多いので、紅白を全て観ることはありません。

加えて、出場するアーティストのジャンルも演歌やロック、Jポップなどと様々です。その中で紅組と白組のどちらが良かったかと聞かれても、どのように審査すればいいのか分かりません。個人の価値基準で審査していいのでしょうが、それでは公正ではありません。

おそらく紅白の運営側も、視聴者や会場の審査員に厳正な審査を求めていないと思います。そうであれば尚更、アーティストを2つに分けてそれぞれを1括りにし、その音楽パフォーマンスにわざわざ優劣をつける必要がないと感じます。

出場するアーティストは全力でパフォーマンスをし、視聴者は好きなアーティストを観て応援し「やっぱり良かった!」や「この人知らなかったけど気に入った!違う曲も聴いてみよう」といったように、自由に感想を抱いて音楽を純粋に楽しめればいいと思います。


私は性的少数者ではない(と思う)ので、そのようなことについて偉そうに語る権利はありません。しかしあまりにも人の性別に興味がないので、必要のないところで性別を持ち込んでいるのを見ると違和感を覚えることも多々あります。

また基本的には、音楽は楽しむものだと思っています。歌やダンスの上手い下手はありますが、そこに優劣をつけるのは音楽を素直に楽しめなくなるのではないかと感じます。大晦日くらい、純粋に好きなアーティストの音楽を楽しみたいものです(笑)


今年もやり方は同じですが、分け方や勝敗は気にせず音楽を楽しみましょう!

ちなみに私は、今年も櫻坂46を楽しみにしています。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
他の記事も読んでいただけると嬉しいです。


みなさん良いお年をお過ごしください。


りおと

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