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戦争を考える 067 日本は植民地?

先日、プーチン大統領が、指導的役割を求める国ならば、主権を確保する必要があり、主権ある決定ができない国は植民地であり、その中間はない、と言明したそうだが、全くその通りである。日本の政治家は、これについてのコメントをしないのか?まさか、参議院選挙で忙しいとごまかして、沈黙するつもりなのだろうか?反論するなり、何か言えないのであれば、政治家としては、赤点?だろう。質問しないマスメディアも同様であり、両者、申し開きの余地は、ないのではなかろうか?

とても悲しい話だが、平たく言えば、日本は、主権国家ではなくて、アメリカの植民地であると、プーチン大統領に言われたに等しいのだ。今の日本は、主権国家ではなくて、独立国家を装っているにすぎない。何故ならば、国家の安全保障を他国に依存している国は、主権国家とは呼べないからだ。国家と民族の誇りは、どこにある?敗戦後、アメリカから与えられた憲法を、後生大事に守っている日本は、国家に値しないことを、日本人は知るべきだ。美味しいものを食べ、その日を、ただ安穏に、平和に、楽しく暮らしていければいいと考えているのならば、あたかも奴隷?のような生き方であり、低劣なテレビ番組等は、その証左ではなかろうか?戦前の日本人、日清日露の戦争等で散華された英霊に対して、申し訳ない、恥ずかしいという気持ちが起きないのか?誇りなき民族に、未来はありうるのか?

ドイツ然り、フランス然りで、EUなどは、プーチン大統領からすれば、烏合の衆で、アメリカの植民地にしか見えないのだろう。ウクライナは言わずもがな。イギリスは?何百年も、あれだけアジア、アフリカの富を強奪した国家に、何か言われる筋合いなどはないと思っているのか?スウェーデンとフィンランドは、誇りを捨てようとしている?そう、国際社会と云っても、アジア、アフリカ、中東、中南米は、欧米に対しては、極めて冷めた見方をしているのだ。植民地にされた人々への謝罪は、今でも限定的であり、日本人は驚くほど彼らの歴史に、無頓着ではなかろうか?

米国は、銃規制、麻薬の蔓延、社会福祉への過度の依存、犯罪の多さ、中絶問題、LGBTQへの対応など、アメリカファーストで、難題に努力すべきだろう。主権国家のわりには、かなり精神的にも荒廃?しており、世界の模範にはなりえないと思う。果たしてアメリカの傲慢さの結末や、如何に?追随する日本の命運や、如何に?写真は、天武天皇、持統天皇陵。あれだけの事績を重ねて、何と質素な陵墓であることよ。


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