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コロナ禍のカナダの大学授業の実態(アルバータ大学ver.)

こんばんは!

そして皆さま、明けましておめでとうございます🎍🌅 今年もどうぞよろしくお願いいたします。

今年はコロナの影響で活動自粛をし、例年よりは、少し静かなお正月休みを過ごしている方が多いのではないでしょうか。私も、あまり盛り上がりをみせないカナダでの年末を寮で過ごし、そして、ひっそりと新年を迎えました(笑) 親戚などと集まる時間、人々の温かさに触れる素敵な空間の大切さに改めて気づかされましたね…😌 新年一発目ということで、1月1日に撮影したカナダの広大な空の写真とともに本日のブログも始めさせていただきます。

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さて、本日は、”カナダの大学授業の実態”についてお話していこうと思います!

内容としましては、①交換留学留学プランについて②アルバータ大学の授業の様子③その他のアクティビティなどについてお話していけたらと思います。

①交換留学プラン(IVSP)

現在、私はアルバータ大学に交換留学生として所属しています。私が、適用している留学プランはIVSP (International Visiting Student Program)というもので8ヶ月の留学プランになります。(それぞれの大学ごとで提供されているプランが変わってくると思うので、あくまでもご参考までに。)プランの内容を簡単に説明すると、まず、留学生がよく受けるような英語学習に特化した授業(語学学校で受けるような授業)を受け、そこである程度のスキルを身につけたら、その後に、現地の大学生たちが受けているような授業(アカデミックの授業)に参加し、単位を取ってくるというものです。現在(1月2日)の時点で、私は、英語に特化した2つの授業を終了させ、1月からは、アカデミックの授業が始まる予定です。帰国をしてからは、日本で自分が所属する学科で自分がカナダで受けた授業が単位認定をしてもらえるかどうか、ということを確認し、認められたら日本の大学の単位として変換してもらえるという形になっています。

実際、8ヶ月留学というのは、なかなか他の大学では珍しい形だと思います。というのも、アルバータ大学にくる留学生たちのほとんどが、12ヶ月などの長期期間での留学プランを適用しているのです。簡単にプランの違いを説明すると、私たちのプランでは英語に特化した授業を2つ終了させればアカデミックの授業に進めるところを、一般的には、それに加えて同じような授業をもう2つ受けなければアカデミックの授業に進めない(計4つの英語特化授業+アカデミック授業)、ということになっています。つまり、このような一般的な留学制度は、着実に英語の能力を身につけられるということになります。逆にいうと、2つだけの英語特化授業で、ある程度の英語力を身につけてアカデミックの授業にのぞまなければいけないIVSPプランはかなり厳しいものであるということなのです。正直なところ、私は、2つの授業を取り終えましたが、次の学期から始まるアカデミックの授業が不安で仕方ありません。また、全てがオンライン授業であったため、対面での授業はまだ一度も経験していない状況です。これで自分の英語力というものがしっかりと身についているのか、というと確実にイエスとは言えないのが現実です。アカデミックの授業も今のところは状況が改善されるまでは、オンラインでの授業になることに決まってしまいました。では、なぜこの難しいプランをわざわざ選んだの?と思っている方も多いのではないでしょうか。それについてはここでお話してしまうととても長くなってしまうので、次回のなぜコロナ禍での留学を決意したのか、についてのところで少しお話できたらと思います。留学する時期の選び方、プランを選ぶ時は自分がどういった環境で学習を進めていくことができるのか、などをしっかり吟味したうえで最終決定をするべきだ、など、留学を考える前の今だから言えるちょっとしたアドバイスもできたら、と考えていますので、ぜひご覧いただけたらと思います。

②アルバータ大学の授業の様子

先ほども言いましたようにアルバータ大学の授業は現在もほぼ全ての授業が、Zoomを使ったオンラインの授業になっています。今の時点で、私は英語に特化した授業のみしか終了していないため、その授業の様子のみしかお伝えできませんが、ご了承ください。

【 英語特化授業 】

私のクラスは、2つのクラスとも8人程度の少人数クラスで、日本人、中国人、ベトナム人、カメルーン人など様々な国籍の生徒がいました。授業時間は、週5日の3時間15分のものでした。間に15分休憩はあったものの、なかなかハードなスケジュールでした😓

授業は広範囲に渡ってスキルを伸ばしていくカリキュラムで設定されています。Listening, Writing, Reading, Speakig 全ての分野で様々な練習ができるのでとても効果的な授業だと思います。Listeningのパートでは、先生が少し長めのリスニングの音声を流し、それをnotetakingしてそのあとに、クラスの何人かでディスカッションをしたり、小テストをしたりして内容を確認するというやり方が多かったです。Writing では週に1回、授業中に議題が提示され、それについて制限時間内(お題が出されてから20分程度)にIntroductionからConclusionまでの一連の完結した文章を作成し提出するというやり方をとっています。後日、これは先生によって採点され、Academic Writingのやり方に当てはまっているかどうかが判断されます。そしてその後、rewriteをして提出し、最終的な点数がつけられるというものです。

実際にこれは、私が授業で提出したものになります。(①提出したもの ②間違いの指摘)お題は、”なぜ雇い主は被用者の技術的な知識よりもコミュニケーションスキルを重要視するのか”についてです。皆さんも時間があればトライしてみてください!笑

①時間が限られており、本当に急いで書いたり消したりしているので汚くてすみません…

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②例えば、1.1 の部分はPluralとあるようにAcademic Writing ではskillではなく、skillsと書く必要がある、ということがこれを見てわかるようになっています。

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Readingの部分では、教科書を読み、その内容についてわからないことを共有し合い、時には生徒同士でお互いの質問について回答し合うことも行いました。授業中で長い文章を読むということはあまりなく、ほとんど宿題として少し長めの文章をReadingしてくることが多くありました。

Speakingの部分では、5~10分程度のプレゼンテーションを行ったり、週に一度、Discussionというものが用意されており、Lerning Englishというサイトから自分が気になったものをそれぞれ選びListening してきて、それについての要約と自分の意見をクラス内で発表する、ということを行っていました。その他にも、クラスが少人数であるため、発言する機会が多くあり、そういうところで積極的に発言していくことでSpeaking力を伸ばせることができました。Learning Englishのリンクを貼っておくので、Listening力などを上げてみたいという方はこちらもぜひ確認してみてください ☺︎ 

③その他のアクティビティ

コロナの影響から大学に通えない今、留学の醍醐味ともいえる、”たくさんの人との直接的なコミュニケーション” が留学生には不足してしまっています。そんな中でも、アルバータ大学は留学生に多くのactivityを用意してくれています。週5日行われている、留学生が多く参加するSEC (Student Engagement Centre)club というもの、Conversation Clubという留学生以外の人たちと一つの議題に対して議論しあうもの、、調べてみると、英語を使って実力を伸ばす方法は意外と転がっていました。(笑) 私も実際にこれらに参加していますが、やはり一番英語力を伸ばすのは、ReadingやWritingではなく、Conversation、つまり”会話” だと感じています。現地にきてからしかできないことをやるからこそ留学というものの本当の意味が見えてくるのではないでしょうか。コロナ禍で直接的なコミュニケーションを取ることは難しいですが、それを補うためにできることはまだまだたくさんあるはずです。私も日々、いろんなことを試行錯誤しながら、少しずつ実力を伸ばしていけたら、と思います。

コロナ禍の大学の授業は、どの国にも共通して生徒にとってマイナスな部分がたくさん出てきてしまっているのが現実です。しかし、その状況をそのまま鵜呑みにしていてはもったいない。知らないだけで、調べていないだけで、何かいい対処方が転がっているかもしれません。授業料を払っているからには最大限に大学のサービスを利用するべきだと私は思います。ぜひ、皆さんも大切な在学中の経験を無駄にしないよう、色々と試していただけたら、と思います。

長くなりましたが、本日はここら辺でしめさせていただきます。お読みいただき、ありがとうございました!

次回は、

”コロナ禍での留学を決意した理由 〜 コロナ留学を検討中の方々へ〜 "

についてお届けします!お楽しみに♩


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