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2日目。ウルルとカタジュタ周辺を散策する。

 一人旅2日目。昨日たまたま想像した日本人に車に乗ってもらえることになった。非常に助かる。昨日バスのチケットを取り損ねたので、彼らの助けなしではウルル公園に入ることはできなかった。本当に感謝。こういう出会いが1人旅の良い所。朝は6時半に起きた。出発は7時半。カウンターで手続きを済ませて、車に乗り込む。トヨタの車だったけど、少し形が違かった。日本では見たことがない。そんな事は置いといて、いざ出発。公園までは意外と距離があった。実はウルルやカタジュタは展望台に登ればリゾートからでも見ることができる。だからそんなに遠くないと思ってたけど、結構遠かった。


たくさんの岩の集合体、カタジュタ

 最初はカタジュタに向かった。結構遠くて40分ぐらいかかった。カタジュタはウルルより有名じゃないと思う。実際私も知らなかった。だけど、近くに来るとその迫力がすごかった。これが岩できているとか、到底信じることができなかった。カタジュタ付近を散策したけど、足場が悪いところが多かった。ハエもたくさんいた。結構疲れた。気温も30度位あった。これでも涼しい方らしい。恐怖。笑
 とりあえず、圧巻の一言。これを表現する言葉が見つからない。言葉で表現するのは失礼ではないか。?とさえ感じてしまう。それくらい、自然の雄大さにしびれた。


 途中、休憩をとりながらやっとのことで付近の散策を終えた。結構疲れた。給水ポイントもあるけど、やはりこっちの水は硬水なのであまり美味しく感じなかった。ハエがすごいと聞いていたが、実際すごかった。その対策として耳栓とマスクを持ってきていたが、それらがうまく機能した。非常に助かった。


 少しの休憩を挟んで、次はウルルに向かう。

一枚岩。ウルル。

 20分ぐらい?30分ぐらい?でウルルに到着した。近づくにつれて、みるみる大きくなって、本当にこの世のものとは思えなかった。少なくとも1つの岩であると信じることができなかった。ありえない。どうなってるんだ。考えられない。日本国内ではいろんな景色を見たけど、ここまで圧倒されたのは初めてだった。2019年に登山が禁止されたから登ることができなかった。カタジュタのハイキングで、みんな疲れていたから、少し回りを見ただけだったけど、どこに行っても同じ景色が続いていたから、ウルルでのハイキングはあまり面白くないのかもしれない。ただ自然のパワーを感じた気がした。
 近くにカルチャーセンター。アボリジニの文化とか、伝統を紹介保存している博物館、資料館みたいなのがあって、そこに立ち寄った。ここでは、いろんなアートや文化が紹介されてた。軽食やアイスも売ってた。けど、どれも高かった。



 この後、サンライズをラクダに乗って鑑賞するツアーを予約してたから、一度リゾートに戻る。


 はじめてのラクダ体験。

 サンセットの時間に合わせてウルル周辺を散策するツアーがあったから、それに参加した。ラクダで巡るツアーで、はじめてラクダに乗った。想像してたよりも高かったけど結構快適だった。ここから見える景色は雄大で壮大で息をのんだ。ガイドさんが色々と英語で説明してくれて、全てはわからなかったけど、大体60%位?は理解することができた。その説明も結構面白かった。写真も撮ってくれた。145ドルした。高いのか安いのか少しわからないけど、私は少し高いと思ってた。けど、すごくいい経験だった。日本じゃまずできない。私はこれをしにオーストラリアに来たんだと感じることができた。



uluruの自然から感じたこと

 ウルルは1枚の岩からできていて、アボリジニの人たち、特にアナング族の崇拝の対象であるらしい。最初は岩を神にするってどういうこと?って思ってたけど、実際に行くと崇拝したくなる気持ちを理解することができた。あまりにデカすぎてこの世のものとは思えず、神の仕業なんじゃないか?とさえ感じた。(アボリジニもたくさんの種族がいて、ウルル周辺に住んでいたのがアナング族っていうらしい、、)

 実際アボリジニの間では、ウルルが地球の始まりとされているらしい。
 そしたらアボリジニは文字を持たない。その代わりにダンスやアートによってコミニケーションを図っていたらしい。驚きの連続だ。つまり彼らが描くアートは言葉そのものであり、彼らが見た世界そのものをアートに表現していると思われる。
 本当に凄いと思った。そこでオーストラリアの歴史について興味を持った。私はいろいろなことを調べた。発展の仕方や、イギリスによって植民地支配されたこと。アボリジニ狩りと言う凄惨な歴史があること。すべてが興味深かった。

 そして、ウルルでの滞在は私にいろいろなことを考えさせた。一人旅だし、もともとたくさん考える時間があったと言うのも作用しただろう。ウルルの自然は雄大で、自分にとって何が大切か?自分はどう生きるべきか?この世界とは何か?を考えた気がする。自然、つまり人の手が入っていないということで、この世界にもともとあるもの。だからこの世界の本質とは何か?を考えた。


 

 暫定的にだが、自分なりの答えが出た。自然を愛し、周囲の人を愛すること。些細な幸せを見つけること、それが大切なのかと思った。正直今までの自分はいろいろな人との出会いを求めてた。それが悪いことだと思わないけど、そればかりに注力してしまって、会ってきた人を大切に扱っていなかったのかもしれない。そう感じた。だから、これからはまず周りにいる人を愛そうと思う。そうすれば、自然と輪も広がっていくだろうし、そこまで友達の輪を広げる必要もないんだなって思った。

 つまり、自分ができることにフォーカスしようと思った。コントロールできることに注力する。コントロールできないことにいつまでも振り回されていては、疲弊してしまうだけ。

 この世界は見方次第で大きく変わる。なら周りを愛し、自然を愛し、楽しく生きていきたい。そんなことを思った。

 明日ウルルからシドニーに飛び立つ。ほんとにいい滞在だった。おやすみ。

 今日もこの辺で。rio。

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