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女性の疾患についてーー初入院・初手術の記

検査を受けようと婦人科に行った際に、最初に治療法についてもらったプリント見たときに、驚きました。

ざっくりいうと、

(1)鎮痛剤を飲む
(2)女性ホルモンを調整をして症状を緩和
  ホルモン剤いろいろ。
(3)取る! 全摘=根治治療
  手術の仕方いろいろ

まず、鎮痛剤って…それは“治療”なのか? 対症療法ってやつでは?
と思ったら、当日担当されたサバサバした女医さんは、「これはやっていると思うけど…」とサラーっと流されましたw

次にホルモン剤については、年齢その他を考慮して、これは×、それも×などとやって、子宮内避妊器具のミレーナがいいかななんて話をされていました。

その後、検査結果の出た後で、手術を決めたものの、手術日まで時間があったので、子宮腺筋症の痛みを抑えるジエノゲスト(ディナゲスト)というホルモン剤を処方されて3ヶ月ぐらい飲んでいたんですが、1ヶ月過ぎたあたりから、ずーっと不正出血があって(もっと飲み続ければそれは無くなるのかもしれませんが)、痛みは減るかもしれないけれど、これはこれで無理だわと思いました。

ホルモン剤は、結構副作用があるので、合う・合わないがあるようです。

そして、全摘が、根治治療なのも、なんだか…。
確かに盲腸でも、癌でも最後は取るんですが、なんだか釈然としないものが。

それは、筋腫や⁡腺筋症が、女性ホルモンの作用によって悪化することは分かっていても、そもそもなぜその疾患が起きるのかが解明されていないので、その症状自体を治す薬は無いということだからなんですよね。

⁡人生50年時代では、閉経せずに命を終えることもあったでしょうから、更年期なんていうのも、ない人も多かったと思うし、子宮筋腫みたいなこともさほど問題にならなかったかもしれないので、これらの病気が研究され出したのは、比較的最近だろうということも想像に難くありません。

でも、それだけかなと。
「女性だけ」の疾患だから、どんなに多くても半分の人しか罹らないから、研究が後回しになっているってことは…。

というのは、手術前にいろいろと本を調べていたのですが、とにかく本が少ないし、古い。例えば、「脳梗塞」と「子宮腺筋症」と入れて、それぞれAmazonとかで検索してみてると、その違いにびっくりします。

私は、通常、病気のことを調べるときには、一般書で難易度の違うものを2、3冊読んで(1冊だとトンデモ本をつかむことがあるので)、もっと知りたいと思ったら、その疾患の病棟看護師用のもの、さらに必要であれば、その科の医者用の本とか、論文を探して読むのですが、子宮腺筋症と入れて出てきた一般書的なものは2、3冊で、2008年、2010年刊行、もう一つは、2012年刊行のものの改訂版で2017年。あと、買えるものだと、もう診断マニュアルとか画像アトラスとかになってしまうので、流石にそれは…という感じでした。

ダメもとで、J-STAGEで論文をざっと検索してみましたが、「○○○な状況に対して△△△な手術をした例」といった類の報告論文が多く、私が知りたい病気の原因に関わるようなものは見つけられませんでした。

とすると、病気について知るために頼るのは、ネット上のものに。
病院のwebサイトとか学会のwebサイト、手術に関しては実際に体験された方のブログなんかをいくつも読みました。

なんか情報が少ないのって、残念ですよね。
女性しか罹らない病気かもしれないけど、これからの女性のために、研究進んで欲しいなぁと。

自分の病気について、あえて書く必要もないのですが、そんなことも思ったので、私が参考にさせてもらったように、誰かの役に立つこともあるかもしれないと思って、記録に残しておくことにしました。


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