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私の恋愛 成長物語✩第2話✩ 初めてのフランス人の彼

私の過去の恋愛と、恋愛を通じての成長を綴っています♪

✩第1話✩ ダメダメ恋愛からの卒業


フランスに出会うと同時に、

フランス人と繋がりたかった私は、

いくつかの言語交換サイトに登録した


そして、早速メールをくれたひとりのフランス人の男性と、

気づいたときには、毎日メールをしていた


日本が大好きで、日本語も完ぺきな彼

言葉の壁はほぼなく会話ができ、

真面目で紳士で真摯な彼に、

私は心を開き、

過去の話やスピリチュアルな話まで、

何でも話をすることができた


はじめてビデオ通話をしたとき、

イケメンで優しい雰囲気の彼に、

私はすっかり恋に落ちた ❤



そして、約1ヶ月後、

彼が計画していた 紅葉の東北、3週間の旅に、

私も同伴することになった



イケメンで真面目で優しい彼

いつも私のことを気にかけてくれ、

片時も離さず手を繋いでくれて、 

いつでもどこでもキスをしてくれた❤



人生ではじめての

"ふたりでひとつ " の感覚

魂の安心感 



何もかもが初めての体験と感覚で、

これこそ運命の出会いなんだ

と、私は確信していた


 
一方で、

まだまだ自分を上手く表現できない自分、

自分のことがわからなくなってしまう自分もいて、

私が緊張してしまうがために、

彼を不安にさせてしまうことも度々あった



だけど、過去の話も全部していたし、

彼は理解をしてくれていて、

私がただリラックスできるのを、

辛抱強く待ってくれていた 



そして、

私はこの人との関係性の中で、

課題を乗り越え、

一緒に成長していくことができるんだ

そう信じていた


(そう信じたかった、というのが適切かもしれない)





旅が終わり、

今度は私が春になったら、

フランスの彼の家に行く

という約束をしていた





ところが、間もなく、

突如として切り出された、彼からの別れ



「僕はエンパスだから幸せになれない」

という衝撃の告白

「だから、リオのことも幸せにできない」

という頑なな主張



彼の考えを変えるのは不可能だとわかっていたから、

私はどうすることもできなかった




現実を受け入れることができなくて、

苦しくて苦しくて、

魂が体から抜け出し、 

彼の元へ飛び出すのではないかと思った


約1週間、ご飯もろくに食べれず、

子供のように泣きじゃくる日々が続いた




ただひたすら、 「怖い」

という感覚


未来を、この先を、この辛い現実世界を

生きなければならないことが、

怖くて怖くて仕方がなかった

(これは幼いときに世界に絶望し、
 心を閉じたときに感じた感覚によく似ていた)




これだけスピリチュアルを学んできて、

自分をひたすら癒やしてきて、

こんなにも辛い体験が再び訪れるとは、

思ってもみなかった



「すべては自分の中にあるもの」

「私に必要なこととして起きている」
 
そんなのは理屈ではわかってはいても、

受け止めることなど到底できない状況だった




全てが信じられなくなり、

自分のやってきたこと、進んできた道に、自信を失った



「死にたい」

久々に猛烈に、そんな思いに襲われた




彼と過ごしたのは、たった3週間だけなのに、

その時間は濃厚過ぎて、

立ち直るまでに1年半くらいはかかると思った




そんな希望のかけらもない状況でも、

私は生きるしかなかった





だけど、本当はどこかでわかっていた

この失恋の意味することを …

私には、この恋、そしてこの失恋を通して

学ぶべきことがあったことを…

 

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(つづく)
 


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