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海外移住④

今回は、比較的永住権ビザの取得が簡単といわれている国の中でも、ビザ申請の際に語学力が求められる国の1つカナダについて紹介します。

カナダ

カナダは、広大な国土のわりに人口が少ないため、積極的に移民を受け入れていて多くの働き手を移民で補っている。
そのため、移民となれば仕事は得やすく、カナダの経済に貢献できることを証明できれば永住権獲得はそこまで難しくない。

カナダでは永住権を取得する方法がいくつか存在する。
例えば、少子高齢化が進むカナダでは、ケアギバー(子供のお世話をするベビーシッターやお年寄りの介護を手伝うヘルパー)の人数が足りていないため、就労ビザを取得した後にケアギバーとして2年間働くと永住権の審査が受けられる。
その他にもカナダ政府が公認する大学院で博士号を取得した場合、2年以内の申請であればジョブオファーがなくても永住権を申請することができる。

そのなかでも費用もしくは学歴がない方にも現実的な永住権取得方法が、「レストランで勤務し、勤務先がフロアマネージャーとして永住権を申請する」いうもの。
永住権の取得が約束されている手法ではないが、実際に多くの方がこの手法で永住権を取得している。
一定のスキルおよび長期間働けるという点がレストランから評価されやすくなり、この「一定のスキル」「長期間働ける」を満たす「Co-opプログラム」というものが存在する。
Co-opとはビジネス・ホスピタリティといったスキルを座学で学び、その後同じ期間の有給インターンシップを行うプログラムのこと。
この有給インターンシップの後にワーキングホリデービザを繋げることで、1年間の就労実績も得ることができ、これが永住権申請のポイントに非常に重要となる。

雇用主からしても、Co-opプログラムのインターン期間からワーキングホリデービザまで継続して勤務してもらえると長期間の雇用が見こもれるため有難がられます。
しかし最初にワーキングホリデービザを使用してしまうと、多くの場合で就労期間が1年未満となり永住権申請のポイントを得ることができないので注意が必要。
また永住権を申請する際には、IELTS5.0~7.0以上、もしくはCELPIP8~9以上の英語力が必須となっている。

カナダの永住権を取得すると、医療費が無料だったり、現地学生としてみなされるため、金利無しの学生ローンが組めたり、所得に応じて授業料が免除になったりと、カナダ人と同じ優遇を受けられるのが魅力。


今回は海外移住カナダの永住権の取得方法を簡単に紹介させて貰いました。
次回も比較的永住権ビザの取得が簡単といわれている国についてお届けします。

最後までご高覧いただきましてありがとうございました。

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