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浅草ヘイトデモへのカウンター - 2020年11月29日(日)/東京都台東区

2020年11月29日(日)、東京都台東区で行なわれたヘイトスピーチデモに対するカウンター(反対行動)の記録

 ヘイトスピーチを繰り返す団体により、世界的な観光地である浅草で外国人排斥・差別煽動デモが行われた。浅草寺の周りをぐるっと一周するようなコースで、終始デモ参加者を上回る数の抗議者が罵声を浴びせていた。
 抗議者をはるかに上回る警察官がそこにいて、「ヘイトスピーチ対策法」は既に施行されているはずなのに、誰一人レイシストの差別をやめさせようとしていなかった。警察はカウンターを排除せず、現認したヘイトスピーチに対処すべきだ。これだけの警察官がいながら何もしないというのは、あらゆるすべての現認がその意味を失うことになるはずだ。

【動画】

2020.11.29浅草ヘイトデモへのカウンター(6分16秒)

【写真】

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 現場には警視庁浅草警察署の署長がいた。ヘイトスピーチデモの警備には管轄区域の警察署(いわゆる所轄署)の署長が来ていることが結構ある。
 見つけられたからと言って得することは何もないと思うが、署長の見分け方をおさらいしておこう。デモの許可は署長の名の下に行われているとも言えるので、直接抗議したい人は見分け方をマスターしておこう。

警察署長の見分け方
・右胸に丸い金色バッチ(署長章)を着装している
・左胸に着装しているアーチ型の識別章の番号標に所属長に割り当てられた「001」という番号が記載されている
・制帽の腰に金線2本(警視および警視正の階級を表す)が入っている
・黄色の房付き指揮棒を所持している
・無線機を携行していない
・そばに警部補がいる

 警視庁の場合は上の条件で間違いないと思う。他の道府県警察は多少違いがあるかもしれないが概ね一致しているはずだ。この日、浅草警察署長は(背広型)制服を着用していたが、活動服の場合もあるので、服装ではなく装備品をよく見て判断をして欲しい。


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ASAKUSA AGAINST RACISM !!!



【合羽橋に行った話】
 カウンターの帰りにかっぱ橋道具街で白い柄の包丁を買った。

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 隅田川沿いにある隅田公園(花川戸1丁目)でヘイトスピーチを撒き散らすデモは解散した。ちょうど極真カラテ道場が同じビルに入っていて同録が難しい、撮影スタジオ・ポリゴンズのあたりだ。
 ここから10分ちょっと西へ歩くと、食器や調理器具などの「道具」を扱う問屋街がある。日曜日の遅い時間だったので、閉まっているお店も多かったが、気に入った包丁があって購入した。グリップが白い人工大理石で、デザインが気に入ってこれにした。
 保有している包丁が、切れ味は良いけど折れる可能性があるセラミック包丁だけというのは心細く、折れない包丁を買うことにした。以前、1日に2本セラミック包丁をポキッと折ってしまったことがあった。折れたのは完全に自分の不注意で、セラミックとはいえ滅多に折れることはないが、金属の包丁が欲しいと思っていた。

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 なんとなく決めていた予算をオーバーをしてしまったので、寄るつもりだったケーキ屋さんはまた今度にすることにした。ちょうど1年前に撮影の小道具として、「みるくの樹」(浅草1丁目40−5)にホールケーキを注文したことがあって、いわゆる「この後スタッフがおいしくいただきました」をしたら、美味しくてまた食べたいと思っていた。

 合羽橋まで向かう途中、仲見世通りを過ぎたあたりで「私もさっきのデモにいました」と声をかけられた。「私は外国で過ごしていたんですが、あちらでも差別がありました。このような活動は素晴らしいと思います。一緒に写真を撮らせてください」と。なんで一緒に写真を撮るのかよくわからなかったが、カメラを構えたポーズをしてその要求に応じた。

全国各地のデモや抗議などを自腹で記録しています。サポート頂けますと活動資金になります。よろしくお願いします。