2021年12月19日(日)、東京都渋谷区で行なわれた「革命的非モテ同盟」主催『クリスマス粉砕デモ2021 in 渋谷』の記録
恋愛資本主義粉砕を掲げ、社会に抗い続けている「革命的非モテ同盟」による『クリスマス粉砕デモ』がクリスマスを6日後に控える渋谷の街で行われた。今年は珍しく夜の時間帯のデモ行進だった。
【動画】クリスマス粉砕デモ2021 in 渋谷(5分45秒)
革命的非モテ同盟メンバーら12人は、午後6時45分に渋谷区勤労福祉会館前に集結し、デモ出発前に短い集会を行った。ここで代表の秋元貴之氏は結成15周年記念のスピーチを行い、クリスマス粉砕の決意を新たにした。
ゴール地点である神宮通公園まで、おおよそ20分間の行進を終えると「クリスマス粉砕」宣言がなされ、恒例の記念撮影を行い解散となった。
革命的非モテ同盟の次の街頭活動は、2月前半の「バレンタインデー粉砕デモ」だ。新型コロナウイルスの影響や、メンバーがデモ申請を忘れていたりすることがあるかもしれないので、Twitter(@kakuhidou1)をフォローして情報を得てほしい。
クリスマス粉砕デモは12/24のクリスマスイブや12/25のクリスマス、バレンタインデー粉砕デモは2/14、という「当日」にやるべきもの、やらなければならないと思われている方も多くいて、よくそういうような意見が寄せられる。しかし、当日を迎えてしまっては困るので事前に粉砕しておく、基本的にはそういうスタイルなのだ。そのため、通常は該当する日付の1〜2週間前の土日にデモ行進が敢行されている。
過去には、その「当日」に粉砕デモを行ったこともあって、街の反応も非常に良くかなり盛り上がるのだが、デモを当日に行っても注目されるのが当日のみという、消費期限が非常に短くコストパフォーマンスが悪すぎる活動になってしまうデメリットがある。
ご存知の通りクリスマスやバレンタインデーといったイベントは、その日が過ぎると、もう誰も見向きもしなくなってしまう。そのため、Xデーより少し前にデモを行いちょっとした話題にしてもらい、そして前日や当日に再び注目を浴びるという、メディア戦略としての開催日の設定もあるのだ。
今年で結成15年周年という革命的非モテ同盟の活動は、今では海外からの注目度も非常に高い。英語で革命的非モテ同盟は『Revolutionary Alliance of Unpopular Men』と紹介されている。日本語にすれば、「革命的な不人気な男たちの同盟」あるいは「革命的な好かれない男たちの同盟」といったところだろうか。
私が撮影した今年のクリスマス粉砕デモの映像は、既に数千回の再生されているのだが、その半分以上は海外からのアクセスであった。この結果には私も驚いていて、海外にも多数いる非モテとの国際的な連帯が今後の運動の目指すところなのかもしれないと思ってしまった。
これからも「全世界のモテない人々にとっての精神的セーフティーネット」を豪語する革命的非モテ同盟の活動には注目していきたい。
以下、私が過去に記録してきた「革命的非モテ同盟」主催の粉砕デモの動画のリンクを載せておくので、興味があったら観て頂きたい。
Smash Christmas and Happy New Year !!