見出し画像

良いギタリストの条件とは?

こんばんは。

人の数だけ答えが出そうなお題です。

まずは、下の動画をご覧ください↓
2018年に自分がボーカル兼ギターを担当した
オリジナル楽曲です☀️🌊🍹

USポップパンクの影響をモロに受けたサウンドですね!
(SUM41、Blink-182あたりのイメージかな?)

当時、旧Twitterに動画上げたら思った以上にイイネして貰えたり、前のバンドメンバー(才能凄い人)に絶賛されたり、この曲から気に入ってくれた人がいたり。。。

なかなか好反応でした😭



しかし、この楽曲誕生の裏側では
自分の中でかなり葛藤がありました。。。


このバンド、前やってたバンドを脱退した
メンバー同士で始めて、もう一人ベーシストを
迎えた3ピースバンドでした。

前やってたバンドはギター2本にキーボードもあって、ラウドもミクスチャーもジャズもヒップホップも、何でも表現出来て不自由しなかったんですよね。

まぁそれでも脱退して、
今度はたったの3人だけ。


苦しみました。


自分がギター弾きながら歌えるジャンルなんてメロコアとかポップパンクしか出来ねぇぞワレェ。。。。。




じゃあもう一人
ギタリスト入れたら
ええやん???



普通はそうなるんですが。。。



死んでも嫌でした。



理由が、
客観的にみたら傲慢過ぎる内容なんですが、、、


絶対音感があって、誰かが弾いたフレーズに合わせてすぐ即興で弾けて、しかもアレンジセンスもピカイチなギタリストじゃなきゃ絶対ダメだったんです。


今もそうです。


もう、どんなに速弾きとか技術はあっても音感とか美的センスとか、それに人柄(一番大事)伴ってないと本当に無理で。


難しい演奏でもノーミスで弾けるとか、
そういう問題じゃなく、
ライブ中予定に無いアドリブ演奏してもめちゃくちゃカッコよく魅せられる。
とにかく、即興でも最高のフレーズを瞬時に弾けるようなギタリストを、それこそ高校時代から探し求めてました。


今振り返ると、他のバンドからそのギタリストを引き抜きする以外に方法は無かったと思います。

上手い人は沢山いるけど、センスのある人の割合はさらに少ない(個々人の価値観によるので、偏見や批判に聞こえたらごめんなさい)。


そんなこんなで、自分がギターボーカルでやる以上、歌いながら弾ける範囲内のフレーズで、バンドサウンドのメイン要素とか、フックになるフレーズを考え抜く必要があった。

当然、モチーフになるギターリフとメロディに合わせたルート音をベースに指示して、リズムニュアンスも細かくドラムに伝えなきゃならず。

3人皆のバンドでありつつ、楽曲に関して独りで全部考えて指示を出して。。。
めちゃくちゃ苦しかった記憶があります。

「みんなでセッションした瞬間に凄いモノが出来たらいいのに、何で自分ひとりでやらなきゃいけないんだろう??」っていう。

中学生の頃からバンドの全パート、手書きのタブ譜でずっと書いてたから、メロディ思いついたら自然とギターもベースラインもドラムのフィルも、全部同時に頭の中で出来あがっちゃうんですよね。

全てのバランスがほぼ整合性を保ててるから、それ以上のアイデアが他のメンバーから出ない限り、全てが自分のアイデアの中で進む作業になる。

それって、本当にバンドなのかな?
って。

事実上、ワンマンバンドに近かったというか。

ある種の寂しさに近い気持ちを抱えて続けてました。

ただ、ベーシストが凄くソングライティングの才能あったから、自作曲持ち寄ってくれた時はありがたかった。
その時は、皆で作り上げてる実感を持てました。


あれから6年も経ったから、また3ピースバンド組んだとしてもかなり表現の幅は広げられるスキルは身につけたつもりですが、やっぱり安易にギタリスト迎えられないな、ってとこです。


感性と表現力を備えたギタリストよ、
一体何処に。。。。

そんなギタリスト像を追い求めるキッカケになった動画も載せますね!


ディレイの効いた、空間を揺るがす叙情的なギターサウンド。

ピアノヴォーカルやりながら、こんなギタリストとバンドアレンジを練り上げたかった時期が、高校の頃からありました。

高校の新入生歓迎会で、体育館で体育座りしながら耳に痛すぎるギターサウンドを延々と聴かされる現実に幻滅して、「じゃあ俺はピアノでロックする!!」と一念発起した頃思い出します(昔から何かと反骨精神というか捻くれてた)笑

先人達に憧れてギターを手にしたものの、
身近な環境で心惹かれるギタリストは
ほんの一握り。。。

こういうの言うの良くはないけど、
「何万円もする楽器でこんなヒドいフレーズを何万円もかけてレコーディングして、物販スペースで売ってるのか。。。ヤベぇな。。。」

と死んだ目で演奏を眺めてた記憶が蘇ります。


改めて、実力を積み重ねてプロとして活動したり
アマチュアでも全国各地でも地元に根ざして活動してるアーティスト達は本当に凄いと思います。


話題があちこちに飛んでしまいましたが、
確かなことはひとつ。

良いギタリストの条件は、
ずっと聴いていたくなるような
サウンドを奏でられること。


以上です!
ではまた!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?