大谷亮平さん:立ち姿の美

先日、ミュージカル「ボディガード」を観た。
ショーの要素が強く、特に主演のMay.J1さんの歌・ダンスは圧巻だった。

言うまでもなく良い舞台だったのだが、最も印象強く残っているのが、フランク(本作のヒーロー)役・大谷亮平さんの「姿勢」だ。

大谷さんを拝見したのは今回が初めてなのだが、立ち姿がすごく美しいのに驚いた。そもそも舞台を主体として活躍する俳優の方たちは、姿勢の良い方が多いのだが、大谷さんは映像中心に活動されているにもかかわらず、私が彼に抱いた印象は「姿勢が美しい」だった。

彼自身の持っているものなのか、仕事に誠実・寡黙な男という役どころからなのか、あるいは両方か、彼は常に美しい姿勢でそこにいた。

それに、普段背筋をピンと伸ばして立っている人が、椅子にしなだれかかったり、頬杖をついていたりしたら、それはそれで魅力的だ。実際に作中、ヒロインと一緒にドキッとしてしまうタイミングが何度もあった。

姿勢に人が表れるというのは持論だが、ならば姿勢を変えれば人を変えることも可能なのではないか。私も、美しい姿勢と、たまのラフな姿勢が魅力的な人間を目指してみようか。

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