劇団四季 ゴースト&レディを観てきました

正直な感想は、「よかった!!」だ。ありきたりな感想に見えて、実は四季の舞台でこれほどまっすぐ「よかった!!」と思えたのは、私にとって初めてのことだ。
好みの問題だと思うが、何を観ても、ただよう「四季感」があって、劇中常にそれが頭のどこかに引っかかっているような気がすることだ多かった。それが、ゴースト&レディでは限りなく薄かったように思う。

何が「よかった!!」のかといえば、キャスト、楽曲、演出、ストーリーなどをひっくるめた全体の印象だ。それぞれの要素を見れば、少し台詞回しが微妙なキャストがいたり、歌詞が具体的・説明的で若干違和感があったりと、うーん、と思うこともあった。
ただ、総合的にキャストは素晴らしかったと思う。特にグレイ役の萩原さん。恵まれた体格で歌、ダンス、芝居どれをとってもスマートかつ丁寧で、人格が窺い知れるようで、帰る頃にはすっかりファンになってしまっていた。

それから、ひとつこの舞台で驚いたのが、男性客が多かったことだ。普段は体感で8割が女性なのだが、男性が3-4割程度いた気がする。ひとりの男性もそこそこ目についた。
いちミュージカルファンとしては、観劇の楽しさが多くの人に知られるのが嬉しくて仕方ない。
とても好きな演目だったので、きっとあと2、3回は観に行かずにいられないだろう。あのシーンのグレイがね!とか、あの演出すごかったね!とか、誰かと話せたらな、なんて思うので、そのうち1回くらいは友だちを誘ってみようと思っている。

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