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一年長いようで短かったな

 お笑いに狂い始めて約一年。
 精神不安定だったのがかなり改善。いつでもおててを繋いでくれていた希死念慮くんはどこへやら。たまにちょっと顔を出してきたりするけれど、ちょっとずつ疎遠になっている気がする。いい傾向です。笑うって大事。
 大学受験を控えた5月にじわじわと沼へと歩き始め、6月には足を突っ込み、7月にはどっぷりだった。芸人沼は初めてだ。と思ったりもしたけれど、そもそもずっとお笑いを見るのは好きだった。

お笑い遍歴?


 賞レース(M-1、KOC、R-1)はずっと見ていたし、おもしろ荘はだいぶ楽しみだったし、幼い頃から爆笑ヒットパレードは元旦の楽しみだったし。それから地上波でやっているようなお笑い番組はまあまあ見ていた気がする。いわゆるライト層だったわけですね〜。
 覚えがある限り、レッドカーペットを見ていた幼少期にはもう中が一番好きだったし、小3〜4くらいのときには流れ星が好きだったし、小6〜中1くらいのときにはよしもと新喜劇が好きだった。中2のときはたしか和牛とかミキが好きだった。どこかに脳みそ夫が好きだった時期もあったはず。その名残で今も脳みそ夫のLINEスタンプは持っている。今でもかなり好きです。
 そもそも親がお笑い好き、というのも大きいかも。一緒に賞レース観ながら楽しめたし、お母さんは若い頃それこそ演劇やお笑い観に下北沢やらなんやらに通っていたような人だし。私がお笑いにこんなにハマったのも血かもしれない。
 ただ、とんでもないゲラ。「縁はなんでも笑ってくれるから、たまに本当におもしろいのか不安になる」的なことを私をよく笑わせてくれた高校の友達に言われたことがある。ちゃんとおもしろいと思って笑ってたけど、私以外誰も笑っていない環境もあったので、私も不安になった。

怪奇との出会い

 そもそもの芸人沼激ハマりキッカケになった怪奇との出会いをちょっと振り返ってみたいと思う。
 まず最初はYes!アキトを見た。お父さんが見ていたお笑い向上委員会、お父さんが「私も見たいから録画残しておいて〜」と言っているのに翌日には録画が消されていたお笑い向上委員会のモニター横にいたYes!アキトが、のちに私が怪奇沼に落ちる一つのとっかかりとなる。ちなみに父親があんなにぽんぽん消さなければ、サツマカワRPGもそうなっていたはずである。
 まず、そこでおもしろい芸人がいるな〜!という認識は持っていた。ノールック炒飯を初めて見たとき、腹を抱えて笑ったのをよく覚えている。
 そして、2、3回見たあとに今度は元旦のヒットパレードで怪奇を見た。

「あれ!?Yes!アキト!?」

 あれ!?ピン芸人じゃなかったっけ?と思った。でもこのときは、よしもと新喜劇でお馴染み珠代さんに気を取られ、「ムール貝」というおもしろを見たという記憶はあるものの、調べるまでには至らなかった。
 ここでとうとう5月。お笑いオムニバスGPである。ここでようやく、ちょっと気になり始めた。そして、YouTubeを見てしまった!

芸人沼って怖い!

 そこからは早かった。6月14日には「最近めちゃくちゃハマってる」とツイートしていた。お笑いオムニバスGPの正確な日付を覚えていないので確かなことは言えないものの、1ヶ月でハマってる〜!と言えるまでになっていた。6月末には偽怪奇Tとか購入していたし。
 そこから事故物件芸人2のタクシー運転手を観てしまったり、KOCにM-1、R-1といろいろ追っていたら一年経っていたし、結果的にこんなに沼にいる。お笑いを追う垢のほうには仲良くしてくださる相互さんがいるのも幸せで仕方がないです。(でも誰と何キッカケで繋がれたのかはさっぱり思い出せない。気づいたら繋がることができて、仲良くしてもらえていて、ありがたい。大好きです)
 ただ途中で気づいた。芸人沼、芋づる式に好きな芸人が増えていく。
 好きな芸人と仲の良い芸人のネタを見る。おもしろくてハマる。
 好きな芸人と共演した芸人のネタを見る。おもしろくてハマる。
 一番は大喜る人たちに早々にたどり着いてしまったことかもしれない。ライト層だった頃からIPPONグランプリも楽しみにしていたので、大喜利はもちろん好きだった。この世、こんなにおもしろいコンテンツあるんだ〜!と幸せになった。多分これがなかったらひつじねいりとかハチカイとかを知ってハマるのはもっと遅れていた気がする。
 あと、ケイダラ(ケイダッシュステージ配信ライブ)。あれがあったからハウンドチョーカーと出会うことができたので。初めてケイダラを見た昨年6月に、ハウンドチョーカーのあのコントを見れたことにずっと感謝している。また見たい。本当に大好き。
 ともかくこの沼、怖い。足先を少し触れさせただけで簡単に引き摺り込まれる。今はそこに感謝をしている。ありがとう。

YouTubeと配信ライブに感謝

 それにしたって、こんなに深くまでハマったのはYouTubeの存在がでかいかもしれない。特に怪奇のYouTube。程よい長さ。あの3〜5分。長くても10〜15分。毎日あがっても基本見れる。過去のものも一気見しやすかった。大喜る人たちもそう。
 VTuberなんかを追っていたとき、結構すぐ追いきれなくなってしまった。週に何度もある長時間の配信を見るということがだいぶ苦手だった。観れてないと申し訳ないみたいな気持ちになったし、時間もないし、日に日に追えなくなっていった。今もそのVは好きだけれど、ほぼ追うことはできていない。
 それはともかく、気になった芸人を検索するとほぼ確実にそのネタ動画を見ることができるのもデカい。「この人大喜利おもしろいな!どんなネタしてるんだろう」で、検索してハマった芸人も多い。恐ろしいことです。「このMCおもしろいな!」でひつじねいりにもたどり着いたし。今じゃ教官になっています……。毎週「あ、今日木曜日だ」と曜日感覚を取り戻すのにひつじ教習所がフル活用されてる。毎週の楽しみになっている。
 そして、極めつけは配信ライブである。
 私は東北住み地方民なので、お笑いライブになかなか行けない。現に、今行ったことのあるお笑いライブは家族旅行で行ったNGK、修学旅行で行った幕張イオンモール劇場くらいだ。そして、お笑い合戦独眼竜カミナリの観覧。
 そんな地方民にとって配信ライブはあまりにも救い。バイトができるようになってからは買いすぎてしまっている。反省。行けないけれど、その場の雰囲気をほんの少しだけ味わえる。そこだけでしか見れないものを見れる。ありがたい。ものによってはチェキも買わせてくれる。ありがたい。

はやく劇場に足を運びたい

 とにかくありがたいものを1年間摂取していたけれど、やっぱり生でお笑いを観に行きたいという欲求は強まるばかり。
 独眼竜カミナリの観覧には最初の方の5回を除いて、ほとんど行っているし、なんならまあまあ生で観たかった芸人を観れている。
 でも、やっぱり自分で見たい公演を決めて、チケットを取って、「この人見れるの楽しみだな〜」と思いながら会場に足を運んでみたい。ナルロクとかナルゲキロックスとか、ケイダッシュステージの事務所ライブとかネモフィラブルーとか、グレイモヤとか、ずっと行ってみたいと思っているライブがあるので。
 そして、今はそのためにバイトをしてお金を貯めています。
 どうにか、そのお金で夏休みに東京に行ってお笑いライブを観ることだけをモチベに今生きてます。バイト中、いくら足が痛くても結構がんばれてます。お笑いライブ観に行けたとき、チェキも何枚か買えるといいなぁ。ツーショチェキなるものも撮れたら万々歳。
 とりあえず、そのためにもバイトその他もろもろがんばります。とりあえず、ナルゲキ行くまでは絶対に死ねないぞ〜と思いながらがんばって生きます。

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