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五等分の花嫁

こんにちは りんたろーです。今回は最近使用している12電源の花嫁の解説記事を書きました。現状の環境の中でも上位に来ていて、かなりしっかり調整ができて自信がつきましたので公開したいと思います。

記事の流れについては
・作成経緯
・デッキ内容解説
・ゲームの流れと抑えるべきポイント
・電源タイトルと1000/1タイトルについての感想
・まとめ
の順番で解説いたします。

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制作経緯

12電源の花嫁を作成する一番のきっかけになったのは2/2二乃の効果の強さです。電源を控えに落とすことにより貼ったターンからのバリューの高さと0コストで相手のキャラを割れるキャラの供給性が強みとなります。また、他電源のメインアタッカーに多い場面のキャラ数を参照するパワー上昇と違い、場面が少なくても同じパフォーマンスを発揮できる点と12電源という破格の電源パフォーマンスを組み合わせることによりどのタイトルよりも場面への投資が強いタイトルとなりました。
のちに紹介する山札調整システムやハンド調整システムも優秀なため、ゲームの流れにおいて弱いレベル帯が存在しないタイトルへ昇華しています。
 

デッキ内容解説

レベル0


お風呂上がり中野二乃(移動3500)

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0レベのメインアタッカーです。電源反応の後列と組み合わせると割れない0はほぼいません。効果が強く帰ってくる見込みが高いことやこのカードが青色のため3レベの三玖を採用しやすくなっています。ハンドとラインを安定するため4投しても強いですが、全体を通じて山札をケアしやすい相殺の採用をするためにこちらの枠を削りました。

真っ直ぐな言葉中野二乃(クライマックス反応)

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花嫁のパワカです。山札に戻す効果は主に3レベ二乃のかさ増しと打点操作が目的です。少ない山札に3レベの二乃を仕込むことによって、実質的な電源を増やしパフォーマンスを大幅に上昇させることができます。もちろん電源の弱点となる打点の低さも改善できます。山札トップに見えた初パンで噛む電源を再度山に戻したり、リフ前にリフ後の控室に落ちて欲しいカードを山に戻したり書いていることは素朴な2枚戻しをどれだけ有効に使えるかがこのデッキを使うポイントになります。2枚しか入っていませんが、キーカードなので積極的に使いましょう。後列が埋まっている状態でも電源スタンドの2/2が使いやすいので前列でも使うことができることを頭の片隅に置いておいてください。

五等分の花嫁 中野五月 (相殺 フカジロウ 豚つき)

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最近投入した相殺。0で相手のキャラを倒す役割を捨てず、ハンドと山札の管理を行える相殺を採用しました。中終盤ではしっかりキャラを倒し電源を駆使すればそれなりのリソースがあるため、確山を作らせなかったり、過剰に電源を噛んだ山札を削ったり、イベントを無理やり取りに行ったりと、序盤でのハンドの有利以上に必要になったため投入致しました。電源が多いデッキは場面制圧と山札ケアに注意して構築をするといいデッキができると思います。

女優として中野一花(オカケン)

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トップチェック付きのオカケン。ハンドカットキャラやクラマ反応キャラ、山札ケアカードをサーチするのに使います。貴重な黄色発生キャラであり一花ネームで腐りにくいのがいいポイントです。控え室に1レベを落として電源を使えるようにこのカードも意識して使いましょう。

回る日常中野二乃(ドキドキテーマパーク)

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花嫁のシステム代表カード。二乃ネームに制限こそかけているものの、気軽にハンドの質を向上できるのが強みとなります。序盤に0を多くマリガンすることができるようになっている点や、控室に出したいキャラを用意できる点が魅力です。とりあえず一枚握っておくと一花集中を通じて10枚削れますので強いです。リフ前にはクロックに電源で出したいキャラを仕込むことはもちろん、アンコールのキャラもしっかり精査してプレイしましょう。

重なる重い 一花&二乃&三玖&四葉&五月(擬似リフ)

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緊急山札ケアカード。どうしても山札が削れなくなったときにハンドカットドローから拾って山を構築します。また序盤に電源がキャンセルと手打ちで少なくなったとき、2レベのタイミングでめくれる様に山を構築し直したりします。使用頻度は少ないですが使った試合はないと負けている可能性が高い試合ばかりなのでストックのどこに噛んだかもしっかり覚えておきましょう。

五等分の花嫁 中野二乃(控え集中)

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花嫁の手札の質を上げる数少ないカードとなります。山札を削れることはもちろんのこと、500パンプも地味に優秀でミラーや1/1 75ライン相手に役に立ちます。序盤にガンガン捻るというよりは終盤に必要な3レベへのアクセスとして使用することが多いです。
面ができている場合の電源では一花集中か二乃集中を出すことが多いので、使い分けを行いましょう。山ケアしやすいのは一花でハンドの質を高めるのが二乃です。

レベル1

別れの言葉 中野二乃(1/1 75手アン)

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二乃ネームの75。メインアタッカーとして場面にほぼ100%出すのでしっかり序盤に控室に落として電源を活用しましょう。中盤以降はアンコールと2/2を生かした3面の高ラインを意識することで相手のシステムキャラを出しにくくし、面を割るための早出しを誘うことができるので意識してプレイしましょう。1/1の数が足りずリバメタを採用していましたが、色の兼ね合いと優先した2レベの拳を採用するために不採用になりました。

警戒しないで中野二乃
絢爛華麗 中野 二乃 (0コスメタ)

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1/1の5枚目として採用
色が青色のため、手から出すのは難しいものの、リバースしない効果は島風効果等に有効。出す優先順位は相手に1/1キャラがいるなら手札アンコール、ないならリバメタを出しましょう。最近は5枚目の優先順位よりも場面への影響が高い拳を優先しました。
環境を見ながら調整しましょう。

レベル2

一途な乙女 中野二乃(2/2 手アン)

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このカードの強さに気づくかどうかがこの電源デッキの理解度だと思います。
場面を埋めず、相手のキャラをほぼ永遠に上から踏み続けることができる上にハンドの電源がソウル2のキャラに代わりすぐ控室に落ちる。このパフォーマンスと2レベから出る3レベの強さが合わさり、1000/1デッキに引けを取らないソウルと立ち回りが可能となりました。アンコールが封じられることが唯一懸念となるところですが、消えた2/2を電源で再度復帰させることができるため、他電源よりもリスクが少ないです。1レベでの電源のパフォーマンスが低く感じる人もいるかもしれませんが、システムをしっかり電源で出せる安全性や相手の3レベに余裕で太刀打ちできる2/2キャラを待機させることができる強みは一度使用して確かめておくべきだと思います。

固い決意 中野二乃(早出しメタ拳)

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作成時は割合で有利になるため不要だと考えておりましたが、早出しで多面割られる場合有利が大きくならないため採用しました。一方的に場面の主導権が握れるようになるため採用の価値は高かったです。また、拳が0枚のデッキは対戦を重ねるにつれて勝率が落ちる傾向がありますので、そういった不安点も改善できたのでよかったです。

大切なお守り(防御札、ソウル減)

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防御札としては優秀とはいいがたいですが、打てる面があるので噛み合いはいいのかなと思います。普通の連パンやモカには強いので被ダメを抑える+防御札で耐久を選択しましょう。道中で握れた場合は離さず、相殺やドキドキテーマパークなどで積極的に拾っていきましょう。
2回打てる試合を作るとイージーゲームになります。

レベル3

過信と油断 中野一花(ヒール、上位後列)

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花嫁のパワカ。足りない打点をケアし場面を支えるキーカードです。2/2にくっつけて140が本当に強いです。また1000/1デッキに比べて打点が足りない問題点が解消されます。打点もパワーも改善できるなら1000/1デッキではなくて電源デッキを使うほうが単純に強いです。最終場面では2面出して効果を発動するとサイド択も見えるので相手の打点の進み具合を見て変幻自在にプレイしましょう。

五等分の花嫁 中野一花(千鳥ヒール)

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手札の不要カードを切ってヒールします。後述するチェンジ一花と相まって2レベからのパフォーマンスが非常に高いです。基本は集中で集めてリフ後に電源で出したいキャラを切って登場させます。特に応援、チェンジ一花、エリア1500を良く切ります。ラインも高めで後列や前列応援が出ると電源相手でも面の喧嘩ができるようになります。往復で面が取れるようになるとクロックドローもしなくてよくなりますし、電源の引きすぎもケアできるので面は積極的にとりに行きましょう。

好きになってくれる誰か中野二乃
(エリア1500)

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場面を取る以上必要なパーツになります。面を取る=被ダメが減る、防御札が打てる、キャッチする打点の予測がしやすいとゲームプランを組み立てやすくなります。もちろん相手にかかる負担も大きくなりますので、前に電源で出せるタイミングを見計らっていきましょう。もう一つの効果はクラマ反応の二乃と合わせて山管理や打点調整に役立ててください。

ヘッドホンガール 中野三玖(美知留)

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相手の山札が崩すことができない花嫁にある唯一の山破壊手段です。といっても効果が強いわけではないのにコストは重い、色は合わないと難しい一枚になっています。しかしながら、面を取った花嫁の負け筋を回避できる唯一のカードであると同時に色を無視して登場できる電源の強み、チェンジによる色無視の着地も相まってなくてはならない一枚になっています。序盤で相手のストックが自分よりも多くたまっている場合はどこにこのカードがあるかを特に注意してプレイしましょう。

妄想中 中野一花(チェンジ一花)

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電源の強みを底上げするチェンジカード。1点バーンはオマケですがコストを単純な打点に変えることができるのは付属効果としては及第点だと思います。
電源を駆使し早めの着地をすることで、本来ハンドから登場できない応援ヒールや条件を満たさずハンドカットヒールを出したり、早めに3点バーンを仕掛けたりとゲームプランを大幅に強化できる一枚になっています。基本的に2レベ以降の電源ではこのカードを登場させたいので、管理は徹底しましょう。電源登場→ハンドカットヒールチェンジ→電源登場でコストパフォーマンスがぶっ壊れます。

走り出す恋心 中野二乃(Rintaro.N)

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詰め札兼電源強化カード。詰めは単純なお手軽3点バーンなのでしっかり集めて打ちましょう。面が取れていればコストは余裕で払うことができますし、相手の面を踏んでいれば3点が全く入らない山札にはなかなかならないと思います。
中盤で山札を調整しストックに埋まる関係上、リフ越しにしっかり吐いて電源待機を視野に入れておきましょう。
レベル2から一花チェンジで出し、詰めに行くこともあります。

クライマックス

止まらない気持ち(2/2連動)

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手札にあればキャラに代わる便利CXです。2レベでもコストを払わず相手の3レベに圧をかけることができるのでガンガン2/2を出しましょう。連動は強いです。

真っ直ぐな想い(3/2連動)

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2レベで1回、3レベで1回それぞれ打つ必要があります、特に2レベで打つことが打てない場合、ほかの8電源の劣化になってしまう恐れもありますので、しっかり使いこなしていきましょう。

ゲームの流れと抑えるべきポイント

マリガン

マリガンでは1/1を出せるように強気にマリガンをしましょう。通常0のカードは多く残すことで事故率を防ぐことができますが、ドキドキテーマパークを駆使して早期の1/1着地を目指すために多くマリガンをすることをお勧めします。おかけんや集中もハンドカットドローや電源でカバーできるのでかなり強気にマリガンできます。また、1/1が控えに落ちて電源も確保できた場合、赤色のカードが手元にあるかも意識しましょう。

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レベル0

山札を削り、1レベのアタッカーがしっかり場面に出せるようにプランニングしましょう。
1リフを目指すよりは、2レベでの12電源ターンを作ることが目的なので、リソース管理を徹底しましょう。

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レベル1

1/1 75+2/2 70を並べて相手の面を割り圧をかけましょう。よっぽどでなければ割れないことはないですし、3面割られ続けることも難しいと思います。相手が1000/1デッキの場合、相手の連動が75を踏めることが多く、圧にならないと感じる人もいますが、本番は2レベからですしアンコールアタッカーを継続して押し付けることに意味が生まれるのは後半なので必ず出してください。

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レベル2

このデッキの本領を発揮します、多少多い山でも条件が整うのならば山を削って3レベを2.3枚登場させましょう。この動きを毎試合することで他電源デッキの追随を許さないユニークデッキになります。出すキャラは後列にチェンジ一花、応援一花、2パン目以降は15パンプを前列に出しましょう。ここでゲームを耐久に寄せるか、詰めに寄せるかを選択していき、価値までの道筋と必要パーツを見込みましょう。

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レベル3

このレベル帯は手出しが簡単になる以外には2レベとやることは変わりません。2で決めたプランを実行しましょう。3レベ二乃がストックに埋まりやすいので回収方法を加味しながらプレイできると〇です。二乃集中をここでよく捻って回収していることが多いです。

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電源タイトルと1000/1タイトルについての感想

花嫁を作るにあたり、現状の環境を見直すきっかけになりました。花嫁の特徴の一つになりますが、1000/1デッキと引けを取らないソウル量が出せる8電源が増えてきたと思います。虹学はツインドライブによるソウル上昇を毎ターンのように行いますし、8電源の転スラはカウンターを駆使して面を空けて打点を上げます。

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花嫁は2/2が殴るのが早いですしクライマックス反応や応援一花で上げることもできます。全国でさらなる注目を浴びた無色転生もツインドライブを搭載しています。連動で手札が増え、打点も変わらないなら電源でキャラが出る分だけ1000/1デッキは不利になっていると考えています。
1000/1デッキはこの不利な状況を改善するという課題を解決することで、ようやくデッキ作成の第一歩が踏み出している状況です。現状環境上位のほうで見かけるアサルトリリィはあまりに理不尽な詰め能力に特化した能力で電源と差別化しています。他タイトルも電源にはない強みを探したデッキ構築をしていますが、カードパワーが電源のほうが高いためなかなか難しい状況であるといえます。
逆に8電源のデッキは他タイトルにできない強みを内包したデッキが勝っていると思います。8電源の転スラは特に光景が中盤に打ちやすいのが最大の強みだと考えていますし、虹学はストックがきれいになるので質のいい山になりやすいです。もちろん詰め性能もかなり高く上レベル帯でのカードパワーは環境トップクラスだと思います。花嫁を作成するきっかけになったのが2/2のニ乃がどんな相手も割れるパワーラインを出しながら面を圧迫しない点と12電源による2レベの場面構築力がずば抜けて強かった点です。回すうえでもぜひ意識してください。
今後8電源を作る上でも強みを差別化し唯一性が環境に通用するかを加味してデッキ選択をしていきましょう。

まとめ

今回は8電源の花嫁のデッキを記事にさせていただきました。現在環境が新しい規制が施行され、リペアや新作デッもがどんどん増えてきています。大会も最近は増えてきたこともあり、今後どんどんデッキレシピが増えてくると思います。大事なことは今回8電源の花嫁を作るきっかけを見つけたように、新しいデッキタイプのコンセプトとその唯一性が強いかどうかをしっかり判断することだと思っています。中でも8電源のデッキタイプは盤面にコストのかかるキャラを出し、効果を発揮しながら場面を取ることがコンセプトのデッキが多く、採用キャラの効果が似通いやすいという性質を持っています。その中で他デッキにできない動きを探し、環境に適しているかを判断するのは難しいと思います。
問題を解決する方法の一つとしては、たくさん対戦する機会が必要になるため小さい大会でも参加することが良いと思います。他にも自分では研究できないタイトルの構築を知る機会として今は重宝するタイミングでもあると思いまし、販売ペースが速く次から次へと発売もされるので情報はいろんなところからキャッチしていかないと間に合わない環境になっています。僕は現在発売されているデッキや規制されたデッキについてもリペアを作って回していますが、まだまだ分からないことも多いです。最近ではかぐや様のリペアはまだまだ強いのではないかと思っています。今後も新作デッキや強いタイトルが出来上がったら記事にして公開していきたいと思います。

引き続き応援よろしくお願いします!!!
ありがとうございました!




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