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群馬が好きになった。嫌いな県なんてないけど 8/1

5時に目覚め、出張嫌だなーと思う。布団から一時間起き上がれなかった。
6時に布団を出て、仕事の用意をした。
7時に家を出る。

駅で汗だくになった。東京駅は人が多いし、冷房も効いていない。
改札がくぐれなかった。特急券だけ買えば、ICカードと併用できると思っていた。でもできないらしい。新幹線あんまり乗ったことないからな。追加で乗車券も買い、タイムロス。

出張よりも、もう一つ抱えている仕事が気になって朝からストレスだった。出張だけでも緊張するのに。こういうときは「大抵のことはどうでもいい」と思うに限る。自分に言い聞かせておいた。

出張は特別手当が出るので、新幹線の中で駅弁を食べた。焼き肉&すき焼き弁当で、少々高いがとてもおいしかった。仕事のストレスを高額消費で補っている。辛いな、こんなこと言いたくないけど。

高崎から目的地へ向かう。電車に乗る際、生まれて初めて切符をペンチかなにかで切ってもらった。ICカードが使えない駅だった。
上司とそこで合流した。気が合うわけではないので、電車の中では寝ていた。

出張先では、記事を書くためにインタビューをした。技能実習生の受け入れ企業の、上役の話を聞いた。誠実な方ばかりだった。
その後実習生の話も聞いた。「どうしてそんなに頑張れるの?」と聞くと、「家族のため。家族が大好きだから。」と答えてくれた。彼らは家族に仕送りをして、養っている。家族や誰かのために仕事を頑張るのが好きなようだ。前提が私と全く違うなあ、と思った。

上司に「高崎で美味しいものでも食べてきな。ゆっくり帰ってきていいから。」と言われた。そんなことだけでは好きにならないぞ。嬉しかったけど。
高崎パスタ(高崎は小麦の名産地)を食べた。安い価格で、前菜とドリンクが付いてきた。

アボカドの天ぷらや玉葱の冷製スープ、鯛のカルパッチョ等どれも美味しかった。フレッシュトマトとホタテのオイルパスタもかなり美味しかった。とても新鮮なホタテだった。
高崎名物オランダコロッケ(高崎は養豚が盛ん)も食べたいと店員さんに話すと、おすすめのお店を紹介してくれた。ご丁寧に、「高崎には無料の貸し自転車があるからそれを使うといい」と教えてくれた。食べ物は肉・魚介・野菜・小麦と全て美味しく、人が優しい。群馬は本当に良いところだ。

取材先の企業の方もとても優しく、自分も人にあと一歩優しくしようと思った。そこでクッキーを会社の人へのお土産に買った。

天井の高さが僕の身長と同じくらいの古いお肉屋さんで、オランダコロッケを買った。オランダコロッケはチーズが入ったコロッケだ。
一緒に揚がるのを待っていたお姉さんに「メンチカツも美味しいよ」と言われる。パスタコースを食べた後だったが、仕方なく追加で頼んだ。こういうとき無理して大食いするのは、小さい頃から変わらない。親戚からの「たくさん食べて偉いね」が染み付いている。お姉さんはわざわざ所沢から車で来たらしい。上司もお姉さんも「出張くらい楽しまないと、やってられない」と言っていた。複雑な気分だ。

駅のホームでオランダコロッケとメンチカツを食べた。揚げたてサクサクの衣、お肉屋さんのジューシーでパンパンに詰まったお肉、コロッケとチーズのドンピシャな相性。幸福だった。二つで280円はおかしい。包装も、昔ながらの新聞紙で包むスタイルで趣深い。調子に乗って自販機でなんとかフルーツティーを買う。学生時代は自販機なんて高くて使わなかったのに。

会社に帰り、とても可愛い先輩と話す。そういえば、「綺麗」とか「本当に似合ってる」って言いまくるのはどうなんでしょうね。恋愛有識者に聞きたいです。僕は「言わなきゃ伝わらないだろう」派なのですが。駆け引きとか苦手です。

出張でテンションが上がり、40分ほどランニングもした。コロッケとメンチカツがおやつってやばい。絶対太る。

明日は有休を取っている。
夏なので、朝起きて蝉の声がたくさん聞こえる。そんな朝に仕事に行くのだが、毎回学生時代の夏休みを思い出す。悲しい気持ちになる。ここらでゆっくりしないと。もっと休まないと。心が疲れてしまう。夏は休むためにあるのに。

最近料理、運動、読書、一人の時間確保と、リズムが取り戻せてきた。そろそろまた人と積極的に会おう。

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