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[2] 大学院を休学して実家の八百屋を手伝うことにした建築学生の散文

どうも、大学院を休学して八百屋を手伝うことになった建築学生です。
このnoteは僕の1年間を「面白がってもらう」ために、書き記しています。

少しづつ、卒業の日が近づいてきました。
それに伴い、八百屋として生活する日も近づいています。

僕は今、引っ越しの荷造りをセコセコと進めている最中です。
あんなに狭いと感じていたワンルームも荷物を運び出すと、

「お前、こんなに広かった?」って思いますね。

あと単純に、車に荷物が載りきるのか、が1番の心配事です。
引っ越しは、体力も精神力も消費するんだなって改めて認識しました。
(サムネイル写真は引っ越し作業中の筆者)

八百屋に関する状況報告
さて、肝心の八百屋に関する状況報告が2つあります。


1つは、正式に両親から休学の許可がもらえたことです。

「いや、まだもらってなかったんかい」    ですよね。

[1]を書いている時にはまだ、両親は説得できていませんでしたが、
2時間程の家族会議を経て、認めてもらうことができました。
急ごしらえで説得するべく作成した、拙い資料をここに共有しておきます。

家族会議の内容を要約すると

僕がやりたいこと、できること
八百屋がやるべきこと、できないこと
この凸凹はうまく合わさる気がする、だから休学して手伝わせて欲しい
という僕の意見

大学院を卒業してからでもいいんじゃないか
八百屋は僕が手伝うようなことでもないし、自分たちのペースでやっていく
だから、大学院を休学してまで、帰ってくる必要はないだろう
という両親の意見の対話でした。

多分、拗らせていた頃の自分なら両親を古い人間だと決めつけ、
自分はこれができるけど2人はできないでしょ?だから僕にやらせてよ、と
高圧的で嫌な話し方をしていたかもしれません。

ですが、学部時代に参加した対象地域での防災ワークショップにおいて、
対話の姿勢とその重要性を学ぶことができていました。

人の意見を否定しないこと、関心を持って相槌を打つこと、最後まで話を聞くこと

あの時、学べていてよかったなって思います。
じっくりと対話することで、両親にもなんとか認めてもらことができました。


もう1つは、八百屋を手伝うことが少し不安になってきたということです。
少し前までは、「やってやんぞ!」の精神で周りを説得できるように考えたり、
準備したりしていました。
でも、いざ周囲が背中を押してくれるようになると、

「応援してくれてますけど、ほんとにやれると思ってんのかな?」とか

「もし一年かけて何も変化がなかった時、どんな気持ちなんだろ」とかとか
色々考えてしまいます。

でも幸いなことに、
学部時代の活動を通して、僕にも相談できる知り合いや友人が増えました。
大きな壁にぶつかった時には、みんなにガッツリ頼りたいと思います。

それに、まだ20年程しか生きていませんが、ここ数年は
人生において無駄なことがほとんど無いことを実感しながら生きられています。

他人に優しく、自分に厳しく、1年間がんばります!
読者の皆さんも応援、よろしくお願いします。

散文の3からは、八百屋で働き始めての記事になる予定です。
未熟な建築学生が八百屋での毎日を通して何を考えるのか、乞うご期待です。
ご笑覧ください。

今後も「大学院を休学して実家の八百屋を手伝うことにした建築学生の散文」は
不定期で八百屋の状況や筆者の心情を更新していきます。

それではまた、次の散文で。
(2022/03/22)

建築学生の本棚紹介コーナー
「関係人口の社会学 人口減少時代の地域再生」 田中輝美 著
https://www.osaka-up.or.jp/books/ISBN978-4-87259-729-5.html


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