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レイブの無双

(バリュート視点)
「は?」
神を倒した?嘘だろ。でも、結構な強者のオーラーーー常人にはまず見えない漆黒のオーラを纏っている。このオーラを纏うものは覚醒者と呼ばれ、このオーラには、種類があり、弱いものから順に、白、黄色、黄橙、赤橙、赤、赤紫、紫、青紫、青、緑みの青、青緑、緑、黄緑、灰色、黒、漆黒と、絵の具みたいな順番をしている。店長さんは、漆黒が混じっているので、最高ランクということになる。化け物かよ。で、その店長さんーーー名前を聞いたらレイブさんに、パーティー組んでと言われたわけです。しかも、オーラの色が一色じゃない。このオーラはあくまで「羅気」という、一種のオーラ。レイブさんが持っているオーラは「魔気」と「豪気」、「剣気」と「義気」という気である。本当は、一種類持っているだけですごいのだが、5つも持っている。気は、10種類以上あり、その一つ一つが強い。レイブさんはその半分を持っているわけだ。さらに、全て最高ランクだ。レイブさんなら、パーティーメンバーにしてもいいかもな。神を倒せたんなら、“SS”ランクモンスターも、瞬殺できるはず。でも、SSランクモンスターなんて、そう簡単には見つか・・・・・・った。運がいいのか、悪いのか。SSランクモンスターを相手に、戦ってもらうのだった。



(レイブ視点)
このモンスターを相手に戦えと言われた。幽霊系か。弱そうだな。まあ、バリュート殿に見てもらいたいから。百鬼夜行。刹那、妖怪の大群が、幽霊のモンスターに襲いかかった。やはり、百鬼夜行は強すぎる。まだまだ湧いてくる。これは私自身でも戦わなければ。冥土剣、最硬の鱗。これで敵の物理攻撃が来ても、へっちゃらだ。次々と湧いてくるモンスターを斬る。やがて、50000体はいたであろうアンデッドたちが、消えていた。色々なアイテムがドロップする。これは、職人としての血が騒ぐ。アイテムを全てマジックバッグに入れた。
(おめでとうございます!アイテム取得数が、5000000に達したため、スキル、またはアイテムがどれか1つ以外、選べます!
・剣士殺し
・限界突破
・危機察知
・モンスターキラー
・マジックミラー
・冰聖剣
・焔聖剣
・楓聖剣
・穣聖剣
・雷聖剣
・氷聖剣
・光聖剣
・傲慢魔剣
・嫉妬魔剣
・暴食魔剣
・色欲魔剣
・怠惰魔剣
・憤怒魔剣
・強欲魔剣
・機竜ドラグーン)
なにか、すごいものがもらえるらしい。よし、決めた。剣士殺し以外を、全部取得。したらスキルが4つ、アイテムが15個もらえた。聖剣魔剣で揃って全てもらえるとは。世界に七振りしかない聖剣に対して、同じく世界に七振りしかない魔剣、勇者が作ったとされる機竜ドラグーン。剣士殺しは、捨ててよかった。さらに、
(魔王領に5時間連続でいたため、「瘴気耐性」、「殺気耐性」、「恐怖耐性」を獲得しました。悪意耐性系統のスキルを、同時に3つ獲得したため、強制進化されます。「瘴気反転」、「殺気                                                                                                                                                                                                                                                                                                             反射」、「恐怖返し」に進化しました。)                   
と、面白いことが起こった。どうやら、魔王領には、私たちには効かないが、常人にとったら毒より危険な瘴気という、嗅いだら嫌悪感を感じる気体が漂っているらしい。この魔王領は、「瘴気反転」を獲得したから、攻略が簡単になりそうだ。私たちは、魔王領の最奥部へと、進むのであった。                


(???視点)
魔王領最奥部にて、一つの壮絶な戦いが行われていた。勝負をしているものは、魔王を復活させようとする魔王復活派、逆に魔王の復活を阻止する魔王反対派。その2人にて、戦いが始まる。魔王復活派は大量の矢を、魔王反対派は大量のナイフを。押し負けたのはーーーナイフの方だった。ナイフが、自らの腹、首、眉間に突き刺さる。そんな惨めな彼を見て、魔王復活派は
「ふん。せいぜい、魔王様の糧になるんだな。」
と一言。そして、去っていった。魔王復活派の男の背中は、すぐに見えなくなる。その時、スライムのようなベトベトした液体が、体に巻きつく。これが魔王の食事の仕方であった。骨の髄まで残さず食べると、次なる獲物を探しに、魔王はどこかへ、向かった。

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