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6/19(月) 朝刊スクラップ~日本の半導体が第三国経由でロシアに流出~

【要約】

 日本メーカーの半導体がウクライナ侵攻後もロシアに流入している。中国(香港含む)が7割を占め、韓国、トルコ、リトアニアの順に多い。
 その原因は、日本の(※)外国為替及び外国貿易法が、日本からの直接輸出しか対象となっていないため、第三国企業に制裁を科すことができないからだ。供給網は複雑なので、半導体の流通対応は日本の輸出管理の試金石となる。

※外為法
安全保障や国内産業の育成のために、外国との貿易や資本取引を必要最小限の範囲で規制する法律で、正式名称は外国為替及び外国貿易法。
通信装置やハイテク製品はロシアへの輸出が原則禁止中。ミサイルや軍用機の基幹部品となる半導体も段階的に規制を強化する予定

(きょうのことば 外為法 民間技術の軍事転用を警戒.日本経済新聞.2023-06-19)より引用

(日本製半導体もロシアに 米製に続き 第三国経由、規制及ばず
日本経済新聞.2023-06-19)

【補足・感想】

米国の場合は第三国の企業にも制裁を科せる。実際に3月に中国企業がその制裁を受けている。
法律的に規制をかけられないのだから、この流れを食い止めることは難しいかも。戦争が早く終わることを願うしかなさそう。。


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