見出し画像

6/21(水) 朝刊スクラップ~見える化と気持ち悪さ~

【要約】

 スキルノートは富士通、川崎重工業、SAPジャパンと連携し、作業データと生産管理システムを連携させ、工程ごとに適した候補者を提示するサービスを開始する。
 現状は個人データを担当者が調べて人員を配置する現場が多く、手間や時間がかかっている。これをより効率化することがこの取り組みの目的。具体的には、工場内の各作業員の資格やスキルを登録しておき、製品の増産や生産ラインの新設を決めた際に、自動で工程ごとに最適な候補者を一覧で示すことができる。また、育成計画に役立てることも可能。
 省力化や省人化を進めてきたものづくり現場。今後は、人の動きを可視化し、それを使って効率的な生産をする方向に向かっていくかもしれない。

(工場人材をテックで適所に 新興、見える化で生産性向上
日本経済新聞.2023-06-21)


【補足・感想】

 少子化が進み労働力人口が減っているなか、少ない人員で今まで、あるいはそれ以上を生産しないとだめとなると、生産性を向上させる記事のような仕組みは必要だろう。
 スキルや熟練度をデータ化して、最適解を求める方法には異論はないが、富士通が進めようとしている構造工程をカメラ撮影し、作業員のミスや習熟度をAIで分析する技術の実用化する~という取り組みには違和(気持ち悪さ)を感じる。常に監視されていることも気持ちが悪いし、習熟度を人ではなくAIが判定するという方法も何か気持ち悪い。(この「気持ち悪さ」を言語化することはできないが)



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?