海/長命シュミレーション

海を見てると地球は丸いんだなと思えて心の健康に良い。

地球上はどこも繋がってんだなあと思える。ここにいるのがアー無理やだ逃げたいってなってもこの地球上ならどこでも行けるじゃんと思える。私は「人生ミスっても自殺しないで、旅」という本を心の床の間に置いている。だからある程度のお金とパスポートがあれば大丈夫。あとスマホ。

人間生きてることが何よりだと思っている。生きてるだけで丸儲けである。絶対死にたくない。最悪に嫌なことがあれば「死にたいTT」と比喩的に口に出すこともあるけど、気まぐれで地獄耳な神様がそれを聞いてよっしゃ願い叶えたろ!とかしてくれちゃったら大変困るので、「死にたい…いや嘘です」と心の中で付け足すくらいには死にたくない。100年後でも死にたくない。死ぬのって怖いし、やりたいことがたんたんまりまりあるから。1000年。千年。1000年生きたい。前もNoteでこの話したな。1000年生きたら戸籍とかどうなるんだろ。そこをなんとかしないとお金も稼げないよね。そもそも長命不老を想定してるから、25歳の今の私のままで月日を重ねるわけだよな。いくら最近のアンチエイジングが進化していても、遅くとも30年後(55歳)頃には流石に周囲に怪しがられるはず。そしたらもう、100歳を超えた後の生活を考えて準備したほうがいいと思う。まず、政府や研究機関の関与の無い自由な生活は、現状の戸籍ではまず続けられないと思ったほうがいい。なので一旦鬼籍に入るのが最善策かなあ。籍だけ。失踪って言ったって、この地球上じゃあどこもかしこも繋がっていて難しい。北センチネル島行かないと断絶は無理だろう。自分の死の偽装を考えるとき、真っ先にダレン・シャンが思い浮かぶのだけど(ま〜たダレン・シャンの話してる)、ダレンの場合は人間じゃないし師匠もいる。私は長命不老とは言え、それ以外に特異な能力!とか仲間!とか想定していないので、あまり参考にできず、悲しい。

とにかく何らかの偽装で鬼籍に入ったら、暫くは身を隠していた方がいい。とはいえ25歳一般女性の体力しかないただの人間なので、あんまり過酷な環境では死んでしまう。いや死なないけど。1000年生きるから。そしたら早めに新しい身分証を作成して、その場しのぎでもいいからまともな生活環境を早急に確保したい。身分証ってどうやってつくるの。免許証みたいにぺって見せる程度のものならいけるかもだけど、マイナンバーとかパスポートとか無理じゃない?というかこんなこと妄想とは言えインターネットに書いて大丈夫かなyoutubeだったら犯罪者予備軍と思われてBANされそう。とりあえずなんとかしよう。

海外でも国内でもいいから、どこかで新生活を始める。名前は別に変えなくてもいいかな、知っている人は皆寿命を迎えているだろうし。でも公的文書とかに名前が残っていると危ないのか。でも同姓同名なんてありえる話でしょ。さて、正直生活するにはお金が要るから働かないといけないのだがこれが嫌だ。そんなもん今もそうだが、1000年生きてもそれに比例して一生の労働時間が増えるの嫌じゃない???結局地球全土(嘘)に広がる資本主義システムからは逃げられないんだ。きっと1000年後でも囚われ続ける。私が半バンパイアになったら、ダレンみたいにシルク・ド・フリークで収入を得たり、バンパイア・マウンテンで経済活動とか考えなくていい生活ができたかもしれないが、25歳一般女性(人間)じゃあそうもいかない。しかしできないことを並べていても仕方無い。できることを考えよう。生誕200年目までには労働、それも会社勤めなど社会で他人と密接にかかわらなければいけないタイプの労働から脱出する術を得たい。200年目でまた新しい生活にリセットするにせよ、300年目以後はリセットしなくて済むよう整えたい。
今思い出したけど、鬼滅の刃の愈史郎は(最終巻のネタバレ)隠居画家として生き続けてた。ああいう感じで生活できたらベストかも。たまに街に来るならだれにも顔覚えられないだろうし。でも寂しくならないのかな。愈史郎は珠代との記憶だけで生きていけそうだけど、私は寂しくなると思う。ディズニーランド、誰かと行きたいなって思うと思う。タワテラ乗って誰かとワイワイ興奮を共有したいと思う。300年後にタワテラあるのか分かんないけど。でも人生300年目になったらそんなこと思わなくなるのかしら。それとも徐々に、付かず離れずの上手い人付き合いの距離感を会得するのかしら。

長い時を生きても、理想的な生活ができるかは分からない。私としては「となりの吸血鬼さん」のソフィー(360歳)みたいに、その時その時の社会に馴染みながら上手いこと生活できたらそれでいいと思うけれど、リアリティをもってシュミレーションすると中々難しいことがわかる。恩田陸さんの「愚かな薔薇」みたいなのなら政府公認なので面倒な戸籍云々がないけど、その分使命が課されるので自由はないのかも。難しいな。前は単純に不老不死がいいな~と思っていたのだけど、ある日の仕事中にやたら解像度の高い「1000年後の世界」を想像して背筋がゾッとしたので(何故)エリクサーを望むことはやめた。そうなるとやっぱりダレン・シャンか。そうだよなぁ、なんで私は只の人間であることに固執しているんだろう?ただの妄想なのに。

この前近所を当てもなく散歩した時、見知らぬ住宅街に迷い込んだんだけど、日の落ちた19時くらいの時間だったから行き交う人はそれぞれの家に戻っていって、部屋の明かりが付いていて、どこからか夕飯の香りがして、でも私の帰る家はここにはなくて、私の家族もここにはいなくて、一日は終わりに近づいて眠ろうとしているのに、私だけが創り変えられていく街の一部として町の人々をただ外野から見ている…という気持ちを、もし今の私が100年後の自分だったら思うんだろうなあと感じた。もっと言えば、もしダレンが2・3巻くらいの時点で故郷に戻ったら思うんだろうなとも思った。歩いているとやたら脳味噌が回るのでこんなことばかり考えてしまう。今だって明日仕事なんだからもう寝ろ自分って思うけど、何の身にもならないシュミレーションをして夜を迎えている。でもこういうことを真面目に考えるのって楽しい。友達と仕事の話もいいけど、こういうこと膝つき合わせて馬鹿真面目に考えたい。それになんかどっかで奇跡的に「あの時長命シュミレーションして良かった〜!」と思える瞬間が人生の中でくるかもしれないし、近いうちに本当にクレプスリーと血の契約を交わすことになるかもしれない。それに備えて明日に備えて鉄分ちゃんと摂ってもう寝よう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?