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Agile SPICE解説 AGL3 アジャイル品質保証

A-SPICEのSUPに相当するプロセス。
アジャイル成果物を使った品質保証が意識されている。

AGL3.BP2 品質保証戦略の定義
スプリントレビューやレトロスペクティブなどの結果を品質保証に利用可能という記述がある。
例えば完成の定義に沿っていることが毎回のスプリントレビューで保証されているなら、スプリントレビューの合格を持ってバックログに記載されている各タスクの品質が保証できる。

AGL3.BP3 適合性の確保
プロセスや成果物は完成の定義として定義すると記述がある。
品質保証は各リリースごとに管理基準と整合することと記述がある。
各スプリントごとに品質保証基準を満たすというよりは、リリーススプリント等を設けて管理基準との整合を確認すると読み取れる。
AGL3.BP6 エスカレーションの仕組みの確立
エスカレーション仕組みと管理についての記述。
A-SPICEでも類似の記述がある。
アジャイル手法ではエスカレーションの仕組みが言及されていないが、通常の組織管理と同様に仕組みを確立したほうが良いと読み取れる。

AGL3.BP8 検査および改善
品質保証戦略についても短いサイクル(スプリント等)で改善することが言及されている。

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