【ブログ】43歳、ゲイと結婚することにした

自分で自分のしようとしていることの先が見えないので、ブログというかたちで吐き出しながら記録してみようと思う。

40代の婚活は厳しい。素敵な人になんてそうそう巡り会わないし、それ以前に、結婚はしたいけどそんなに恋愛はもうしたくない。
そんな思いの40代独身女性は、こんにちそんなにめずらしい存在ではないのかなと思う。でもだからといって、私のような選択をする人はきっとそんなに多くはなかろうと思う。色々あって、このたび私はゲイの男性と友情結婚をいうやつをしようとしている。

いや、色々あったのはその人に出会うまでの私の人生であって、出会ってからは驚くくらいに順調な進捗だ。
おそらく、恋愛含めて今までの出会いの中でも3本の指に入るスムーズさと思う。恋愛じゃないけど。
彼は優しく温厚で、思慮深く思いやりがあり、仕事のできる素敵な人だ。きっとこの先(これまでも!)、これ以上の人に求婚されることはないだろうというくらいに。
恋愛もセックスも、今までそれなりに味わってきたし、43にもなって更年期も見えてきて、もうそういうのじゃなくてもいいんじゃないかという私には、本当にこの上ない相手だと思う。
そして異性というより人として、魅力や共感を持ったからこそ結婚しようと思った。
そこまではいい。なんの問題もない。
でも果たして、恋愛感情という問答無用かつ荒唐無稽なエネルギーなしに、人は人と親密な関係を築けるのだろうか?自分をさらけ出せるのだろうか?
そしてもし。それができたとして、その時に私は、彼に恋愛感情的なものを抱かずにいられるのだろうか??
今日、初めて朝から夕方まで一緒に過ごしてみて、改めてそのような疑問が湧いてくることになった。
初夏の九十九里へのドライブ。居心地はめちゃくちゃ良かった。会話や沈黙で気まずいこともない、意見が合わず揉めることもない。
恋人でも気になる人でも、異性と遠出して終日一緒にいると、結構な割合でテンション下がったりするタイミングが訪れるものだがそれがないのは、相性がいいからなのか恋愛じゃないからなのか。分からないけど楽なのは確かだ。
そしてお昼のお店で世間話した地元のおじさんに、旦那さんといわれたことにも驚いた。そんなに違和感なく見えたのか、やっぱり恋人には見えなかったのか。。
至って楽しく過ごして、帰りの渋滞にも全くイライラすることもなく。そして思ったのだ。こんないい人、私、普通に好きになれてしまうなって。
でも、そしたら友情結婚的には破綻なわけで。
友情結婚。早くも波乱の予感だし、普通にややこしい予感しかしない。。

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