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情報系男子と体験系男子、どっちが好みのタイプ?

情報系男子、体験系男子。

これ、勝手な私の分類。

男の人の話は、ネットや本で見た情報の話か、自分の体験したことか、どちらかが中心になることが多いと思う。

もちろん、会話の中ではどちらもでてくるのが普通ではあるけれど、どっちの話が多いかで、私は勝手に「この人は情報系だなぁ」とか、「この人は体験系だなぁ」と思ったりする。

情報報系の話が多い男は、高学歴の人とか、ホワイトカラーとか、向上心が強い人、若干多め。

体験系の話が多い人は、肉体労働が多い人とか、享楽的なタイプとか、そんな感じの傾向。

まぁ、別にどちらのほうがいいとか悪いとかいう話ではない。
それぞれ、どっちが好きかというのは単なる好みなんだけど。
でも私は、「体験系男子」のほうが、話していて面白いと思うことが多い。

前に私は「体験系男子だな」と思った男友達(職業・プロ雀士)と飲みに行った。

そのとき彼は「俺の経験から言うと、体の中でいちばん臭いのはへそだ」と言っていた。

私は「いや、肛門とか足の指の間とか他にも色あるでしょ」と言ったが(←別に私の肛門や足が臭いと言うわけではない)、彼は「いや。自分がいろんな人のにおいを嗅いだ結果、へそだという結果になった」と確信を持って言った。

私は爆笑したけど、「そうなんだ!」と妙に関心したものだった。
それは彼の中では絶対なる真実。
そしてその男友達のへそだけは絶対に嗅ぎたくない、と思ったものだった。

一方、情報系男子の中には、「論文によると、こういうことが言えるようだ」とか「ネットでこういうことが言われてる」と話してくれる人がいる。
情報系男子の中で、情報ソースをちゃんと出して話してくれる人は、フェアで尊敬できる。

しかし中には、ネットでみただけの知識をまるで自分が考えたことのように話す人もいる。

とある私の知り合いの「情報系男子」には、「テレビではこんなニュースしかやってないんだね。真実はこうなのに」と、ネットの情報をみたぐらいだろうに、「俺は真実を知っている者」をきどる人がいた。

私はなんだか、あきれた。
だってそのネットの情報が真実だという根拠がない。君が信じるその真実だって、それは誰かがそういってるってだけのことでは?

だいたい、たとえ学術論文で言われてることでも、医者や大科学者がいってることでも、それはデータの結果、こういうことが言えそうだとか、おおよそ確からしい、ことであって、100パーセント確実だ、なんて言える学者は一人もいないと思う。
しかし信じている方が、「学者が言ってるから確実」なんて思うのは、滑稽なことだ。

そんなわけで、「自分の話していることは真実です」と、何かの情報を信じて話す人は、信用おけないと思う。

自分の体験なら、それはその人のある意味真実であるから、真実味の純度は高いけど、何かで読んだりしただけの情報の真実性は、自身の体験よりもずっと薄い。

そういうわけで、私は情報系男子の話は、ずいぶん情報ソースを気にしてしまう。
そして話も、「‥と書いてあったんだ」と言ってくれれば、それはフェアな人だと思うけど、「‥なんだよね」と、あたかもそれが正しいかのように話を締めくくられると、「‥と、この人は信じているんだな」と思って、情報におどらされているうさんくさい男だなぁ、と思ってしまう。

そういうわけで、私はどっちかというと、体験系男子のほうを、より尊敬してる。

「へそがいちばん臭い」というすごくくだらない話でも、そういう実体験から話ができる男は面白いし、より信用に値すると思ってしまう。

なにより、自分の頭で考えたこと、自分の感覚で感じたことを話せるというのは、自分に少しでも自信がないとできないと思うし、他からの情報で話をする人よりも、魅力的に思える。

だけどそれが真実かというと、私はやっぱりへそより肛門の方が臭いんじゃない?と思っていて、別にその友達の話を信じているわけでもないんだけど。

でもやっぱり、私が話していて面白いのは、体験系男子の方なのだ。
単に、下ネタが好きなだけかもしれないけど‥。

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