自傷に至る事情(某ぶいちゅばの場合)
ついったにてツイートしたことをまとめてみます。
前提:葛葉 璃乃というぶいちゅばは、ADHD、ASD、LD全部乗せの発達障害で、機能不全家庭出身。
愛着障害と鬱(たぶん)も併発しています。
突然ですが
りのの左手〜腕には、かなり傷跡があります。
腕には、リストカット癖があった時に深く傷つけてしまって縫合までした傷の跡。
その後、家中の刃物を没収されたものの自傷癖が治らず、自分を噛むことで自傷していた時期に、父にひどい言葉を浴びせかけられて失望のまま自分の手を噛みちぎった時についた傷。
そして、比較的新しい噛み跡がいくつか。
りのの遍歴を語りましょう
話は変わりますが、りのは既婚者『でした』。
今は離婚して独り身に戻っています。
結婚している間、りの自身の努力により自傷癖は寛解していたのですが、諸々の事情があり離婚して実家に戻った私は、実家でひどい仕打ちを受けました。
正確には、生まれたときから受けていたらしい、です。
人はそれを『虐待』と呼ぶそうですし、それを重く見た公的機関の助けにより、いま私は実家から遠く離れたところで暮らしていますが、その話はまたの機会に。
実家で受けた虐待行為とストレスにより、倒れて病院に収容され、そこから転院して転院先(これまた人権ナニソレオイシイノ?みたいなところだったのですが、その話もまたの機会に)から逃げるように退院し、今の暮らしに落ち着くまで。
それまでに、自傷癖が再発してしまい、いまの私の左腕には割と真新しい噛み跡があります。
なんなら、右腕にもできてしまいました。
そんな私がこちらのリンク先を見て……
このリンク先を読んですごく納得しました。
興味がある方は見てみてください。
(私には著作権法による引用の範囲が判らないので、引用することはしません)
自傷に至る時
上の記事にも書いてあるのですが、自傷に至る時、私(自傷する人)には耐え難いくらいの燃え上がる黒い感情があります。
思い出した記憶が引き金になったり、今しでかしてしまった失敗が引き金になったり、その要因は様々なのですが、私たちは……少なくとも私は、その感情(あるいは記憶)と自分の意識を切り離したくて、自分を傷つける選択をしてしまうのです。
話はまた変わりますが
話は少し変わりますが、りのは昔、声優の卵でした。
その演技のレッスンをしていた時に「怒れ!」と講師の方に言われて、怒ると言う感情が理解できず「どうやって呼び起こせばいいですか?」と真顔で聞いたことがあります。
講師の方は、自分が馬鹿にされたらどう思う?とか、いろいろアドバイスをしてくださったのですが、りのはそのアドバイスのどれにも「多分それは悲しいです」と答えるにとどまり、結局話が進まなくなりました。
(余談ですが、私は怒るという感情を理解したふりをし、怒っているアニメキャラを思い浮かべ、その演技をなぞることでその日のレッスンをやり過ごしました)
私に怒りが欠如しているとは言いません。
ですが、小さい頃から抑圧されて育ったので、「怒り」の処理方法・表し方がわからないのです。
そんな中、私が選んだ処理法が自傷行為だったのです。
怒りを外に向けられない人たちが選んだ、代替行為なんでしょう。
自傷癖のある方は、割とみんなこの心の動き同意してくれるんじゃないかなと思います。
上のリンク先の記事にも書いてあったけど、私たち(自傷癖のある人)が自傷に至る前に湧き上がる、あのどうしようもない黒くて重くてねちっこい感情、あれって一般的には『ムカつく』っていう感情なんですって。
ってことはみんな当然のように処理できるんだよね……なんてこと。
自傷行為は悲しいことです
自傷癖がある私が言うのはすごく憚られる気もしますが、自傷行為は悲しいことです。
物理的な痛みは刹那のものではなく、そのあと数日〜数週間単位で残ります。
跡が残ることだってあります。
後悔することも多いです。
ただ、しなければ耐えられないような心の動きや痛みがその人にあったと言うことだけは、自傷行為をしない人にも知っていて欲しいと思います。
りのはなんで自傷癖が再発したの?
りのがなぜ、自傷行為の再発に至ったかというと(あくまでも自己分析ですが)住環境と一番身近にいてくれるメンツに大幅変更があったからでしょう。
ヒトの顔色を窺う癖が抜けないうちに環境が一変し、その人(たち)がどういう挙動をするのかわからなくて怖くて、それで再発しちゃったんじゃないかな、という感じです。
大切なことなのでもう一回言いますが、あくまでも自己分析です。
自傷癖当事者からのお願い(りのの場合)
自傷癖がある当事者として、周りの人たちにして欲しいと思っているのは、 「その傷のことを気にしないこと」 です。
下手に傷痕のこと言われたりするとすごく困っちゃいます。
いや、心配して頂くのはすごくありがたくてうれしいんですけどね。
ここからは難しいお願いになるのですが、真新しい傷を見たら、怒るでも心配するでもなく、その人から相談事(その自傷に至るまでの心の痛みを言語化できること)を引き出せるようにしてくれたらうれしいかなと。
要するに、弱音を吐ける相手・当事者にとっての安全地帯になってあげてほしいのです。
弱音を吐ける環境というのはこころの万病に効くのではないかと、個人的には思います。
だから、私と同じ当事者さんにはその環境を整えて欲しいですし、その周りの、当事者さんを支えたいと思ってくださる方は、どうか弱音を吐ける相手になってあげてください、と願います。
ちなみに、私は少しずつ言語化できるようになってきました。
信頼できる人がそばに居て、話を聞いてくれるということはいかに大事か。最近のりのはそれを痛感しています。
自傷癖のある人に関わりたくないと思う人へ
自傷行為は確かに(特に見た感じの)インパクト強いですし、「そんなやつに関わりたくねえよ怖いよ」って思う方も勿論いるとは思うんですけど、その場合は当事者さんになにも告げずにそっと離れてあげて欲しいなって思います。
正義感などから物申したい気持ちもあるとは思いますが何卒。
プルプル、私たち悪いスライムじゃないよ。
そんなわけで
自傷に至る事情をつらつらと語ってみました。
あくまで『葛葉 璃乃バージョン』で、他のケースがあるとは思いますが、私が言いたいことは言えた感じです。
ではでは、またね!
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