客観的感覚(Se)と主観的感覚(Si)

外向的感覚型と内向的感覚型の知覚の違いについて。


『絵単体』と『立体に貼り付けられた絵』があるとする。

ES(外向的感覚型)にとっては、どちらも“絵”であり“平面”である。
これは外向感覚型は絵単体を見る時、同時にその絵の周りの環境も見る。そして「(平面の)絵がある」と認識する。
条件が変わっても(立体に貼られているかどうか)それが平面の絵である事には変わりない、というのが“客観的感覚”(=Se)だ。

対照的に、IS(内向的感覚型)にとっては、『絵単体』が“立体”に、『立体に貼られた絵』が“平面”に見える。逆説的に。
内向感覚型は特定の感覚にフォーカスし、他の感覚を無意識のうちに排除する。この例では『絵』のみに焦点を当て、絵の周りの環境を見失わせる。これにより、内向感覚型はあたかも“絵の中に入った”ように感じる。内向感覚型の中では、もはや絵そのものが“現在経験している世界”(=立体的)になっている。
そして『立体に貼られた絵』に関しては、角度のズレが違和感を感じさせ、それが“平面”だと感じさせる。


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