情熱と熱意が追い詰める時; やめてよし


息子たちがそれぞれ3歳 、5歳、8歳の時
連鎖反応的に不登校になりました。

年少組の先生、年長組の先生、
三年生の先生はそれぞれ本当に
優しくて 本当にいいで先生方でした。

3年生の学校に行けない息子を
先生と同級生がマンションの下まで
迎えに来てくださったり。

「体育だけでも」「給食だけでも」
とか「保健室ならどう?」という案も
いただきました。

息子は前日の夕食時までは
「明日は学校行こうかな」というのですが
当日朝になると腹痛や頭痛を発症。

あの手この手で学校に行かせようと思い
遅刻か早退でもいいと私は思っていました。

一生懸命 子供のために
励ましてくださる先生方に申し訳なくて
本当に恐縮した思いでした。

でも。。。
でも。。。。。

子供が困ってる。。。。

理由ははっきりしないけれど
行きたくないって言ってる。。。

子供たちの心身の健康より
学校の先生へのご迷惑を
心配するのは正しいのだろうか。。。

子供たちはどんどん弱っていき
長男は睡眠障害になり、
「ママなんか大っ嫌いだ!」と叫び
抱きしめさせてくれない。。。

次男はチックを発症し
ずっと頭を横に振ってる。。。

三男は幼稚園の門を見ると吐く。。。

ある日 
一人で車を運転して信号待ちの時
ふと長男を想い「あの子が明日死んだら
後悔するだろうか。。。」
「私は親としてできる限りのことを
したと言えるだろうか」と
頭をよぎりました。

後悔以外ない、
あの子を守らなかったことに
申し訳が立たない。

そしてどういう直感かわかりませんが
このままでは私か長男の
どちらかがいなくなる事で彼の
14歳以降を見れないことを感じました。

人様に恐縮してる場合ではない。

今やってることはすぐにやめなければ。

私は翌日学校に電話をかけ
「三学期の残りは三人共
学校には行かないので、
毎日お休みにしてください。
新学期もおそらく行かないと思いますが
その頃になったらまたこちらから
連絡をします」
と伝えました。

それ以降5年間はホームスクールでした。

長男が無事15歳を迎えた時は
あの信号待ちしてた時のことが
思い出されて長男が生きていることに
感謝しました。

命をかけてまで行かなくちゃいけない
学校なんて世界で一つもありません。

道は想像できる限りの数だけあります。

私の乗り越え方は
苦しい時ほど想像力を働かせて
自分が感じたい感情や在り方を
目的地に設定します。

去年あたりかしら、
気がついたらその目的地に着いてました。



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