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#13 日常がいちばん好きなのです

書く習慣1ヶ月チャレンジ
DAY13【好きな休日の過ごし方】


家にある窓や扉を開け放ち、爽やかな風を部屋に招き入れるのが好き。

スマホとスピーカーをBluetoothでつなぎ、ちょっと大きな音で好きな音楽を置く。桜井さんの優しい声がこかにある全てを包み込んでくれるひとときだ。



ポコポコと騒ぐピンク色のケトルが白い湯気を立て始めたら合図。
冷蔵庫から牛乳のパックをとりだしてミルクティを注ぐ。ティスプーンでちゃんとかき混ぜないと甘さが下にたまるのですくうように混ぜるのだ。
同じ誤ちを繰り返すばかりで、我ながら学べと思いつつカップを口につけ「あつ!」とひとこと。恒例だ。

そうこうしているとレースのカーテンたちに話しかけられ、そうかそうかとうなずきながら寝室から布団を運び出す。一度に三人分。よいしょ、よいしょ。

室内からベランダにでるとやっぱりまぶしい。
ギュッと絞った雑巾で刷子を拭いてふわふわたちの半身を外に投げ出してやる。こいのぼりじゃないくせに。やっぱり青空のなかを風でゆらゆら泳いでいるのは、見ていて気持ちいい。

さて、そろそろミルクティはちょうどよく冷めたころだろうか。

優しい空気をお気に入りの音楽が震わすのをじっと感じる。音は空気の振動で伝わる。そんな当たり前はスピーカーではちょっとわからない。

それでも心地よい音に包まれて甘い甘いしあわせを口の中いっぱいに広げてみると幸せを実感する。


カップが空になったらすぐにシンクで洗ってしまうのだけど、ほぼほぼついでの小掃除がスタートする。汚れをためるとあとがつらいので、ちょっとした瞬間に排水溝へスプレーをかけてシャカシャカ磨いちゃう。

わたしの場合。キッチンがきれいだと、今夜は何を作ろうかなーと料理にたいして前向きな気持ちが湧くのだ。

それからレシピを検索したり、本を読んだりするためにソファへ腰をおろすと柔らかさに包まれ、なんだか眠くなってきて。
ほんちゃんが気に入っている大きな大きなぬいぐるみをちょっと拝借。

ジェラートピケのブランケットはさわり心地が最高でどんなに暑い日でもおなかをあたためてくれる。

するとそりゃもうお分かりのとおりだ。

本当は床掃除もしたかったし、買い物にも行きたかったし、本もまだまだ読み進めたいのに〜。と悔しさを残しながら、寝る。

起きたらハッ。もうお迎えの時間だ!!!!!

急いで布団を取り込むとあの香りだ。おひさまのにおい。噂によるとダニが死んだにおいとの事らしいけどそんな悲しいことは言わないでよ、おひさまということにしておいて。と誰でもない誰かにおねがいして顔をもふもふさせながら階下へとおろし、窓たちを閉じる。

我が家のホコリさんたちよ、さようなら。
風がとおって家が深呼吸したようだ。

さあ、ほんちゃんザウルスが帰ってくるぞ。
今日のおやつはなにを出してあげよう。
愛しいほんちゃんと数時間ぶりの再会。
ひとりの時間もしあわせだけど、やっぱり一緒にいるしあわせも手放せない。



毎日フル稼働だからか、THE 休日が思いつかなかった。
なので憩いのおひとりさまタイムは、ほんちゃんが幼稚園を楽しんでくれているこの数時間。


“空風の帰り道”はわたしがミスチルの中でも、最も好きな曲のひとつだ。夏が終わってちょっと肌寒くなってきて。着る物に迷っちゃうな〜ってころから冬にかけてよく聴く。

金木犀の香りとよく似合う一曲だ。

ミスチルの音楽は、桜井さんの言葉選びとメロディラインにいつも惚れ惚れしてしまう。お気に入りの楽曲と思い出が他にもたくさんあるのでまた語らせてほしい。



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