私をクリニックに連れてって！～義母の送迎日記～
今まで義母の透析時に送迎を請け負って頂いていた事業所が撤退し、何とか(火)(木)の事業所は見つかったのだが(この件については面白エピソード満載なので、またいずれ)、(土)はどうしても見つからず、私がやらざるを得なくなり、この4月からそんな生活が始まった。
4/15 透析送迎3回目。
この日は奇しくも28年前に今では思い出すだけで赤面してしまうような派手な披露宴をぶちかました日だったりする。
結婚記念日おめでとう私。
夫？覚えてるはずもなくw
からあげくんの誕生日、東京ディズニーランドの開業日でもあるみたいだけどね。知らんけど。
話を戻そう。
本人の車への移乗、車椅子の積み下ろし、クリニック→駐車場の移動、透析室へ入るための諸々の準備、ベットメーキングを私ひとりで行わなければならないため、入室時間から逆算して30分以上は余裕を持って行動したいところ。
なので時間まで体を休めよう、送って行く前にゴミ出しもしよう。洗濯ももうすぐ終わるなぁと思っていると
いつもよりだいぶ早い時間に義母からの着信。ナースコール代わりにスマホが鳴るのは日常茶飯事。
何かあったのかと慌てて義母の部屋へ行く。
「私の事早く送ってってちょうだい！先生の都合で8:00からリハビリなんだから」
寝耳にWater。
そもそもリハビリは毎週(火)だし。
その時点で7:30過ぎ。
ギリギリやんけ！！！！！
てか朝もバリバリ顔合わせてるというのに何も聞いてないし。
クリニックからの連絡帳にも何も書いてなかったし！！！！！
40秒で支度しな。
ラピュタのドーラだってそのくらいの猶予はくれたというのに。
ドーラよりも冷酷な女海賊がここにいた。
着の身着のまま、ゴミ出しなどの家事を一切諦めて3倍速くらいで一連の行程をこなす。
息も絶え絶え。
50女の体にモロに堪える荒行。
リハビリルームへ着いたのが7:57。
新記録達成！
ギリギリ間に合ったぜ！
リハビリ担当の先生のひょろっとした青白い顔が思い浮かぶ。
本人にだけ連絡するな！家族をなんだと思ってるんだ！と確か去年も私はこの先生とやり合っている。
今日もクギを刺しとかねばならんなと鼻息荒く待っていたのだが。
待てど暮らせど青白い顔は現れない。
そこへ透析室のナールが通りかかる。
「あれー？Yさん、今日はリハビリないよ？」
なんですと？？
「今日は先生(外部委託)来る日になってないんだよ」
「でも土曜日に変更になるって先生言ってたんだよ」
「それは…多分来週だね。」
なぁんだー。
ばあちゃんの勘違いかぁー。
この一言でトトロのワンシーンを思い出した人と友達になれる自信があるw
いやいやいやいや！！！
そんな大事なこと、どーして本人にだけ伝えるのさ！
ちゃんと家族にも連絡帳で知らせろよ！
そーしたらこんな間違いなかったんじゃないの？
ちゃんとしてくれよ！！！！！
ってのをオブラートで包み、看護師に伝えた。
「わかりましたー。
リハビリの先生に伝えますねー」
絶対伝えねぇなこりゃ。
そもそも透析室とリハビリ室の連携は非常によろしくない。
てか、このクリニックは全体的に連携がなっとらんので。
珍しく義母が「ごめんねぇ…」と小さな声で言った。
「お義母さんだけがわるいんじゃないから。ちゃんと連絡しないクリニックも悪いんだから！気にしなくていいよ！！」
これまた珍しく静まり返っていたロビーに私の声が響き渡った。
構うもんか。
聞こえるよーに言ってやったんでい！！！
さて。
ゴミ出しも出来ず、洗濯物も干す事が出来ず、散らかり放題の我が家へ戻るとするか。
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