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東名阪を制すればおのずと全通した気分になれた。

バンギャにとって『遠征』とは切っても切り離せないもので、本命麺(好きなメンバー)の行く先々の体験等、blogやライブレポを見て、私も現地で本命麺と同じ空間を味わいたかった!!!

と思い立ったら夜行バスに飛び乗って大阪、名古屋まで行くことなんてしょっちゅうだった。

そんなインディーズヴィジュアル系バンドを追っかけて居た頃のお話。

東名阪とは・・絶対わかるが東京、名古屋、大阪の略。


遠征は名古屋、大阪を中心に割と行っていた。
むしろ遠出をした場所は人生で名古屋、大阪しか行ったことがない。

約8割は夜行バスで行って残りの2割は新幹線。

新幹線はよっぽどバイトで稼いで、リッチな時に利用していた。
片道1万数千円かかるが、当時まだ喫煙席もあったし、新横浜から当日に出発して2時間ほどで新大阪に着く。
とても優雅な遠征旅。

一方お金がなかったバンギャの私がだいたい利用するのは夜行バス。
当時安くて片道3,000円~で大阪に行けちゃうけど、リスクはある。
バスが古いとかはないが運転手さんしかおらず、点呼を取らないため、休憩時間中にちゃんと座席に着いていないとサービスエリアに置いてかれるというリスクがある為、大体4,000円前後の平均的な値段のバスを利用している。
当時『新宿バスタ』なんてなかったから新宿にあるモード学園付近のビル街に立っているスタッフさんを探し、夜行バスに乗るパターンが多かった。

乗り場は新宿になっているけど新宿駅からバス乗り場まで歩いていくなんて到底迷うので当時は『新宿都庁前駅』で降りて夜行バス乗り場を探した。

バスに乗ってまずネックピローを膨らまし、飲み物を出して、ひざ掛けを用意する。

ネックピローは首がガクンガクン動くのでないと首が死ぬ。
飲み物は乾燥対策だが、あまり飲み過ぎると尿意が襲う。
ひざ掛けは布団替わり。

8時間ほど揺られながら大阪に向かう。もちろん熟睡した試しなんて一回もない。
むしろ爆睡できる人すげーなって毎回思う。

お楽しみは休憩のサービスエリアで本命麺と偶然遭遇するか!?というワクワク感。
もちろんそんなベストタイミングで本命麺に会えることはなかったがサービスエリアでたまたま出会った友達は何人かいた。

一番困ったことは大阪に行って帰りのバス乗り場のチケットに書いてある『モータープール』って言葉。
最初はプールの近くなの??とめちゃくちゃ高速バス乗り場で迷ったことがある。

多分関西にお住いの方は慣れていると思いますが関東民からひと言いいですか??

『駐車場でええやん(エセ関西弁)』


そして大阪の人って東日本育ちの自分から見ると少し怖い雰囲気が最初あった。(失礼)
けど現地に行ったらめちゃくちゃいい人ばかりで和む。
キャリーケースがパンパンで少しファスナーが開いているのをみたおじちゃんが『キャリーケース開いてるで』ってわざわざ声をかけてきたときにはめちゃくちゃびっくりした。
夜行バスに間に合わなくて急いでいた時にタクシーの運転手さんが『急いでいるならお代はええで』って言ってくれた時は超かっこよかったし(払ったけど)

あとマックとかの店員さんが関西訛りのイントネーションで話す姿がかわいくて毎回大阪のマック‥おっとマクドに行ってしまう‥

名阪のライブハウスが好きだ。

なんと言っても入待ち出待ちであまり強く怒られないこと。

場所にもよるけど当時遠征していた時はよく入待ち出待ちをした。
(ほんとうは近所迷惑なのであまりやってはいけませんが)

関東の小さいライブハウスは原則出待ち入待ちは絶対禁止。

速攻帰らされた記憶しかない。

名古屋のElectric Lady Land(E.L.L.)とかは道路沿いにあるライブハウスだけど、入待ちをしても特に注意されなくて、ローディーさん(スタッフさん)にプレゼントを渡してほしいと頼んだ記憶があるし、OSAKA MUSEは出入り口が1ヵ所しかないから帰る本命バンドとうっかり出会うなんてこともあった。

大阪も名古屋も10回くらいは遠征で行ったことがあるがなんせ観光をしたことが一回もないし、現地で食べられるご当地グルメも食べずに毎回トンボ帰り。

もう少し観光しておけばよかったなぁと思う元オバンギャなのでした。

ちゃんちゃん

ここまでお読みいただきありがとうございました☆彡

#私の遠征話

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