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2021年9月の記事一覧

【童謡】おかあさん

童謡シリーズ第3弾。今回は『おかあさん』です。 子育て中の友人からのリクエストで作成しました。 中田喜直(1923-2000)は『早春賦』を作曲した中田章の二男。 『めだかの学校』や『かわいいかくれんぼ』の作曲者。 今回も絵を描きました。 料理の絵を最初に描きました。 詩のイメージからすると、子どもはもう少し小さい気がしますが、 対話形式の歌なので、まあいいかと。。 左上の母子の絵は、動画の構成を考えてみた時に、あるといいなと思って描きました。 人の絵は難しいな

子どもの発達と「いない いない」

① 6か月頃~ 身近な人と自己の分離。他人を顔で認識し始める。また、何かが隠れて、再び現れることの期待感も芽生え始める。 おててに かくれて いない いない いないよ いないよ ママ いない ぱっと まんまる おめめさん みつけた ママに にっこりと ② 1歳頃~ 歩き始め、行動範囲が広くなるとともに、視界が変わり、物事の見え方に興味を抱く。自分の目を隠したり、壁や棚などの陰に隠れて「いないいない」を楽しむ。 こかげに かくれて いない いない いないよ いないよ ぼ

秋の夜長をどう過ごすか。

蝉が鳴いていたかと思えば、秋の虫のこえも響く季節になってきました。 日中の日差しは夏のようだけれど、マスク越しに金木犀の香りが漂ってきて、夏の思い出の中を歩くような、夢のような現実の時間に浸っています。 さて、秋の虫と言えば、この曲です。 登場するのは秋の虫。 鳴き声を擬音で表し、自然の音に耳を傾ける日本人の心が描かれます。 秋の夜長。私は寝ます。(笑) 今回も絵を描きました。 【上の絵 虫の配置】 まつむし  こおろぎ            すずむし2 すずむし

日本を代表する子守歌

童謡シリーズ第2弾。 今回は、北原白秋 作詞・草川信 作曲の「ゆりかごのうた」です。 日本を代表する子守歌だと思っています😊 1921年(大正10年)に雑誌『小学女生』8月号にて発表されました。 北原白秋(1885-1942)は、「子どものための子どもの歌を作る」というコンセプトで、それまでの唱歌に新しい風を吹かせました。鈴木三重吉刊行の『赤い鳥』に賛同し、自作曲の発表を行い、寄せられた作品の選者でもありました。 草川信(1893-1948)は、個人的に好きな童謡作